女がしたたかに生きることについて | 斉藤ゆき子の「朗読と声の徒然なるまま」オフィシャルプログ

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朗読表現者・ナレーター・声優。シンガー。ソフィアの森代表。@音読指導士を養成。著書「奇跡の朗読教室」NHKドラマ「この声をきみに」朗読指導。日々の気づきや朗読教室で起きた事など他を書いています。東京にて活動中。



こんにちは!

ソフィアの森主宰

朗読表現者でナレーターの

斉藤ゆき子です。


みなさんは昨今テレビを観ますか?


お気に入りのドラマだけ。

という声が聞こえてきそうです。


ブギウギにだってハマりたかったのですが

いつのまにか見なくなり

気づかないうちに

終わってしまった。


しかし、4月1日からはじまった

朝のドラマ!


赤い迷路

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

山口百恵さんの赤いシリーズ

いや〜懐かしすぎる。

激しい演技すぎる宇津井健さんに

なんだか目を奪われて見始めた私。

😅😅😅


終わるとNHKの朝ドラへ。

虎に翼!!

これは半年間やばいです。

遅刻しないように注意しなくちゃ。


虎に翼を見ていてギクっとしたこと。


女性はしたたかに

のひとことにハッとしたのです。


女は勉強よりも

結婚して出産して子どもをそだてること

それが幸せ?旦那に仕えて生きる。

そんな時代。


忘備録として書きたいことが出てきた。


娘が中学に通っていたときのこと。

学校は小中高の付属共学で

護国寺にあり

大学はまた別なところにある。

しかしここは小学校に入れても

中学に進級するのも高校へも簡単には

上がれないある厳しさもあった。


斉藤は紺色のシックなワンピースを

着て黒バック笑笑。

幾度着用したかしれません😭


ここで私はある洗礼をうけてしまったのです。

キリスト教ではないですよ^_^😂


私は東京都内から選りすぐりの

教育ママにたちに囲まれることになる。

保護者会やランチ会がよくあり

会話は子どもの進学のこと、

予備校の話、部活のはなし

大体がそんな感じだった。


私みたいにガシャガシャ働くママは少ない。


ランチ会でママたちの

結婚の話になったときのことだ。

あるママの話に私はひっくりかえった。


そのママの結婚観とはこうだ。


賢い子を産みたい。しかも

絶対結婚してから働きたくない。

長男との結婚はいや。

財産があり家はついていて欲しい。

女子大に入って

それを強みに本郷にあるT大の男子に

近づくしかないと思って

サークルにインカレではいったという。

妥協は、W大かK大👨‍🎓


そうしてみごと!相手をいとめたわ。

もちろんしたたかにね。


(私は内心びっくりしすぎて

ひきつり笑をするしかなかった)


私が、「へぇーすごいわ。

さすが計算していたのね!」

といってみた。すると、

そうやって結婚するのが当たり前じゃない。

母からそれをしっかり教え込まれてもの。

だから娘にもそれをしっかり教えているわよ。

『えっー!ねえ!みんなそうでしょ?』


その時の空気はどんなんだったか

全く思い出せない。


普通に生きてきた私がおバカなのか

常識がないのか

世間を知らなすぎたのか。私のような

いなかものはダメだ!と思った瞬間だった。

こんな声の仕事をしている私は

完全に浮いていたのだ。

世間を知らなすぎるわたひ(`・ω・´)



牛を大切に育てて

野菜を育てている人に対する

差別発言よりは全然ゆるせるし

それを目の前で言われたら、私の得意の

言葉で論破してやっつけますけど🥰


話は戻します。

決して現実には無いが

将来息子が結婚する相手が

こんな女の子は絶対に嫌だと思ったのは

確かだった。女はこわい😱

あー、世間の殿方はこの現実を

知っているだろうか🙂‍↕️


忖度して、巧みに入り込む。

それが世間というものか。

今から10年前の話だが忘れられない。

そういえば、旦那の仕事は絶対に〇〇で

なくては!と考えているの。

私たちの時代は、女は家庭にはいるのが

当たり前で仕事はしない時代だったでしょう?

というママもいた。


さて


昭和4年生まれの私の母は職業婦人だった。

戦前川崎にいたときは東芝に勤め秘書を

していた。後公務員となっていった。

女性は仕事をもて!という概念は

私たち姉妹にしっかり刷り込まれて

姉はいまだに現役で従事している。

母が亡くなる間際まで

仕事を気遣い、頑張ってるかを

わたしによく聞いてきた。


何がいいか間違いかはない。

しかし世間のことをいまだ知らないことの多い

ことに時折ショックをうけたりする。


それを早くに、10代から知っていれば、

上手にしたたかに生きて

今は違う人生だったかな、など

考えることもある。


したたかに生きる

したたかに振る舞う。


これらは、およそ

私には高度なむずかしい所業であると

やっぱり嘆くわたしがいる。

人前ではめちゃくちゃ褒めちぎり

後ろをみて、舌を出す女性。

感性が強すぎる私にはそれが映ってしまう。

素直に生きることしかない私には

一生アンモナイトになろうじゃないか。


さて!


4月ワークショップはまもなくです!

まだお席はありますので

お待ちしています!!


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