①久大本線4日間の旅(3日目 日田ー豊後森ー湯布院ー大分)

 

久大本線を旅して来ました。

3日目は日田を出発して豊後森駅で機関庫公園を見て、「ゆふいんの森」号で由布院に行き、大分まで移動しました。

 

日田祇園祭は御輿洗い神事から一夜開けました。

今日は山鉾集団顔見世ですが、残念ながら雨模様です。行われますでしょうか?

名残惜しいですが、私たちは1番列車で豊後森駅に移動します。

 

八坂神社の境内には、昨晩洗い清められた御輿が鎮座していました。

 

 

この神社には見るものがもう一つ有ります。

御神木の松の木です。

「むらくもの松」といいます。

地上1mの部分から東西2股に分かれ、ほぼ1mの高さで横這いに社殿を半周しています。

高さ3mで全長は35mあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

出発前に、もう一度三隈川を見ようと思い、路地を抜けます。

 

昨日より更に水量が増し、さすがの清流三隈川も濁っていました。

 

亀山公園に渡る橋

 

 

今朝の水門は川霧に包まれてました。

 

本町通りも昨夜の賑わいは夢のあと。

静まりかえっています。

 

 

始発列車で日田駅を出発します。

 

 

 

慈恩の滝を通過しました。

慈恩の滝は、滝の裏側にも行くことができ、時計回りに一周すると幸運が訪れると言われています。

 

豊後森駅に到着

 

 

水戸岡鋭治デザインの駅舎

 

 

 

 駅長さんが、列車の出発の度に、見送りされていました。

 

跨線橋の上から、切株山のビューポイントがあります。

 

 むかしむかし、天にそびえる大楠がありました。その陰は村を覆いかくし作物が育たなかったため、大男のきこりに頼んで伐採したそうです。

その山里の名前はくすまち「玖珠町」となりました。

また、ここまではくるめー「久留米」、倒れた木の長い崎っぽが「長崎」、葉っぱが落ちて形がついた「博多」、鳥の栖が落ちた所が「鳥栖」だそうです。

よく出来た話です。

山頂には車でも行け、ハイジのブランコがあるそうです。

 

 3番ホームの先端から、目的の扇形機関庫が見えました。

 

 

 

 

 

豊後森機関庫公園入口

 

 豊後森機関庫公園入口の踏切から見た豊後森駅。

この駅は、D &S列車の「ゆふいんの森」、「ななつ星」、「或る列車」が停車します。

この踏切の場所は、駅に入線する列車が正面から見れて、いい撮鉄ポイントですね。

 

九州に扇形車庫は、ここにしか残っていません。

豊後森機関区は最盛期には25両の蒸気機関車が所属していました。

静態保存してあるSLは9600型蒸気機関車です。

大正2年に運用を開始した、日本で初めての本格的国産貨物列車牽引用の、テンダー式蒸気機関車です。

国鉄で最後まで稼働した長命な形式です。

展示車両は大正8年製で、長崎に原子爆弾が投下された時も、人命救助を行った車両だそうです。

SL人吉の「ハチロク」は1年後に運用を開始した国産初の旅客用蒸気機関車になります。

「ハチロク」と「キューロク」いずれも大正時代の名機です。

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼滅の刃の影響で、「無限列車」のナンバープレートを、夜のうちに付けられることが続いたそうです。

お客さんから、「付けといた方がいい」と言う意見と、「外せ」という意見が分かれたとミュージアムの職員さんから聞きました。

またこの場所は、新海誠監督の「すずめの戸締まり」の聖地のひとつでもあります。

映像にも映ってますが、「後ろ戸」が設置してあり、ミュージアムで椅子も貸してくれるそうです。

ちなみにすずめの地元は、宮崎の日南の設定になっています。

 

切株山をバックにキューロク

 

ミュージアム

 

駅に戻りました。

11:04着のゆふいんの森1号の入線を待ちます。

 

 

 

水戸岡鋭治氏デザインの列車です。

この列車で由布院に移動します。

車内は博多から由布院に来られる外国の方で満席でした。

 

車内フロアーは、景色が良く見えるように一段高くなっています。

 

ラウンジコーナー

 

先頭車両からの景色

 

タイミング良く雨が上がり、由布岳も撮ることが出来ました。

 

由布院駅に到着しました。

この列車の終点です。

 

 

 

こちらの駅のデザインは磯崎新氏によるものです。

 

駅前の風景

 

由布院駅にあるガシャポンを妻が引いてみました。

「ゆふいんの森」と「SL人吉」が良いなと思っていたら、妻が1回でどちらも引当ててくれました。

以前のブログにも書きましたが、妻のくじ運は最強なんです。

 

 かんぱち・いちろくが入線して来ました。

博多ー由布院間のおもてなし列車です。

 

私たちは、こちらの普通列車で大分に向かいます。

 

 大分に移動中

 

今日の宿は大分駅前のドーミーイン

 

このホテルに泊まった理由は、「夜鳴きそば」を食べてみたかったんです。

夜の9時を過ぎると、厨房で一杯づつ丁寧に作ってくれます。

岩海苔がいっぱい入っていて美味しかったです。

ドーミーインには他にも、ウェルカムゼリー、温泉入浴後のアイスクリームやヤクルトのサービスがあります。

朝食のバイキングは、別料金になりますが豪華なんです。

私達は年齢のため量が食べれないんでパスしました。

(3日目 終了)

 

以下の動画は豊後森の扇形車庫の動画ですが、動きの全くない雨上がりの音だけ入っている動画なんです。

マニアックな動画ですが、良かったら見てくださいσ(^_^;)