1泊2日北九州の旅です。

 

2日目は筑豊地方の私鉄、3セク路線を乗り鉄しました。

 

北九州の旅2日目、小倉駅からスタートします。

 

まずは、鹿児島本線に乗り黒崎駅に移動します。 
北九州市の副都心だそうです。

 

 

 

 

 

黒崎駅

このフロアが地上だと思っていました。

後で気がつきました。

3階でした。

 

今朝もうどんを食べます。

駅弁もここで購入します。

 

 

 

 

 

筑豊電気鉄道の黒崎駅前駅
駅を探すのに結構うろちょろしました。
Googleマップは建物内の案内は苦手みたいです。
 3000系の車両が入線して来ました。 
路面電車の車両を使用していますが、路線は軌道ではなく鉄道に分類されています。 
終点の筑豊直方駅まで行きます。

 

 

 

 

 

全線複線です。 

元々路線の目的であった、石炭輸送を効率的に運ぶため複線になったそうです。 

いかに大量の石炭が運ばれていたか、繁栄が伺われます。 

軌間も広く見えます。 

調べてみると、1435mmの標準軌を採用しています。

 親会社の西鉄もJRとの相互乗り入れをしている路線を除いて、標準軌を採用しているみたいです。 

右に見える分岐は西鉄北九州本線の廃線跡と思われます。

 

新小屋瀬駅手前で山陽新幹線の高架をくぐりました。

 

終点の、筑豊直方駅に到着しました。

 

 

 

筑豊直方駅 

高架はここで切れています。 

当初は福岡まで延伸する計画でしたが、炭鉱の閉山とともに資金難のため中止になったそうです。 

平成筑豊鉄道の直方駅まで歩きます。15分くらいです。

 

須崎商店街を抜けて

 

 

 

須崎町公園 
林芙美子の放浪記の本文の出だしが書かれた石碑がありました。
「私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない…したがって旅が古里であった」
子供の頃、直方で暮らしていたそうです。

 

JR筑豊本線の直方駅

 

旧駅舎の車寄せがモニュメントとして移設されていました。 
木造の堂々たる姿です。

 

こちらが平成筑豊鉄道の直方駅 
平成筑豊鉄道は筑豊本線から筑豊地方の産炭地に分岐する旧国鉄の伊田線・糸田線・田川線を運行している第三セクターの鉄道会社です。
 門司港にあるレトロ観光線もこの会社が運行しています。

 

起点の0Kポスト 

100m標識ですけど、伊田線の起点と書いてあります。

 そういえば、都城駅にある吉都線の起点も100mポストでした。

 ???

 

きっぷは「ちくまるきっぷ」を使います。

1000円で1日乗り放題、温泉無料券も付いてお得です。

 

403スーパーハッピー号 

これに乗って糸田線が分岐する金田駅に向かいます。

 

 

 

遠賀川に掛かる嘉麻川橋梁 

直方駅を出てすぐでした。

 

橋桁はレンガ作り

 

金田駅に到着

 

駅前の郵便ポストは「ことこと列車」のデザインです。

 

ちゃんと台車と車輪も付いている

 

裏には型式銘板も付いていました。

 

列車を待つ間に黒崎駅で買った駅弁を頂きました。

 

昨日から、うどんも弁当もかしわです。

 

金田駅は車両基地になっています。

 ことこと列車に御料理を積み込んで、出発前の準備が忙しそうです。

 

テーブルセッティングも上品です。 
始発の直方駅に向けて出発して行きました。 
しっかり振り鉄して見送りました。

 

次に入線してきたのは408ちくまる号です。 
これに乗って糸田線を終点の田川後藤寺駅に行きます。

 

田川後藤寺駅に到着しました。

JRの日田彦山線・後藤寺線とへいちく糸田線の3路線のターミナル駅です。

 奥のホームにはJRカラーのキハ40が停車していました。

 

田川後藤寺駅舎

 

来た列車で田川後藤寺駅を折り返し、金田駅に戻ると、本線の1番ホームには501へいちく浪漫号が停車していました。
 金田駅には旧国鉄のキハ2004も保管されているそうです。
 後で知りました。
 見逃しました。 
痛恨の極みです。 
次回の楽しみです。
 

私たちは、400なのはな号に乗り源じいの森駅に向かいます。

 

田川伊田駅辺りから見る香春山 
手前右側の山です。 
石灰岩採掘のため山の上半分がすぱっと切り取られた円錐台の異形の山として知られています。 
今回の旅では、この山の車窓風景が見たかったのです。

 

田川高校を過ぎ、勾金駅辺りから見た香春山です。 

糒駅からこの間ずっと左手に見えています。

 まるで刃物で切り落としたかのように山の中腹から上がなくなってます。 

とても印象に残る山です。 

Google mapsで見ると真上から採掘の状況が見れて面白いですよ。

 

油須原駅を通過しました。 
駅舎は明治28年、西暦1895年に作られ九州最古の木造駅舎だそうです。 
この辺りは桜の名所です。 春にまた来たいです。

 

源じいの森駅で下車しました。 

石坂トンネルは九州最古の鉄道トンネルで最初から複線の設計で掘られています。 

ですが現在も単線のままです。

 ちなみに、伊田線は全線複線です。

 

第三今川橋梁 

源じいの森のキャンプ場内から見れます。 

川は冷たくて魚がいっぱい見えました。

 第二今川橋梁が有名なのですがここから1.5km程下流にあるみたいです。 

次回の楽しみに取っておきます。

 

源じいの森に保存されてある車掌車(ヨ9001) 

説明文を読むと当時の石炭列車に連結され100km/hの高速走行が可能な設計だそうです。 石炭採掘の繁栄が伺えます。

 

昨日までの雨と打って変わって、今日は晴天です。
今年の夏の暑さは異常ですね。 
この時間帯はじっとしていても汗が流れ落ちます。
 駅の高台にある源じいの森温泉に入浴して汗を流します。 
入浴料は600円、ちくまるキップの特典を利用しタダで入ります。
 ちなみに、今年の紅葉は平年から2週間くらいずれる予想ですね。

 

 

 

源じいの森駅を出発して、終点の行橋駅に向かいます。

 

 

 

石坂トンネルを抜いて

 

第二今川橋梁を通過

 

崎山駅手前 

林龍平酒造と崎山八幡神社の鳥居を通過しました。

 列車は鳥居の内側を通りました。

 

山景が遠くになると田園風景が広がってきました。

 

豊津駅で列車交換作業のため停車します。

ことこと列車との行き違いでした。

 

JR行橋駅に到着

 

 

 

駅前にC11蒸気機関車の動輪が展示されています。

 

上りホームには青いSONICが入ってきました。

 

私たちは885系白いSONICに乗って下ります。

 

やはり、白の方が傾き・揺れが少なく感じました。

 

無事、自宅に帰り着きました。 

行橋駅で買った林龍平酒造のへいちく応援カップで乾杯。 

料金にへいちく鉄道への寄付金が含まれています。

 地元に愛された3セク路線、末永く運行してもらいたいです。

 

(完)