とある保護犬の事 | 秒速5センチメートルのblog

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秒速5センチメートル それは桜の花びらの舞い落ちる速度 そんな風にひらりひらり優しく揺れながら書いていたいかな。

個人で保護犬の活動をしている従妹の元に

先日動物病院から連絡が入りました。

秋田犬の子犬を保護できませんか、といった内容だったそうです。

そのワンちゃんはとあるブリーダーが

処分して欲しいと動物病院へ連れてきたワンちゃんでした。

何故処分して欲しいという事になったのかと言えば

その子犬の後ろ足が欠損していたからだというのです。

そのブリーダーの意見はチャンピオン犬の子供にこんな子が

生まれたのは汚点になるからだと言うのです。

汚点?

ブリーダーにとってはこういう子が生まれた事実は隠ぺい

すれば済むという、そういう事ですか?

 

従妹は動物病院からの連絡に即答でした。

いつもなら保護し慣れさせ譲渡先を探す事をしている従妹

ですが、彼女の中でやりきれない心の痛みをぶつける様に

我が家の子にします、と断言していました。

 

私は何度も何度も言いますがブリーダーさんの存続には

疑問を感じています。

血統を守る為のブリーダーでさえこんな事をしている。

勿論きちんとしているブリーダーさんもいらっしゃるのも

知っています。だからこそ、ブリーダーさんの在り方を

国できちんと管理して欲しいと願っているのです。

ブリーダーさんは国家資格とし管理が出来ないかたは

資格剥奪するくらいでなくてはならない。

「命」の重さを国レベルで考えるべきだと私は思っています。