みなさんこんにちは!
アラサー薬剤師です。
今回は40代〜60代の方に多いご相談、「血圧の薬って、一度飲み始めたら一生続けないといけないの?」という疑問にお答えします。
「薬に頼りたくない」「一度飲むとやめられないって聞いた…」と不安になる方も多いのですが、正しく知ることで不安は和らぐと思います!
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血圧の薬は「一生飲むもの」なの?
結論から言うと、人によって異なります。
高血圧の原因はさまざまで、生活習慣や体質、加齢、ストレス、遺伝などが関係しています。
薬を飲みながら生活習慣を改善していくことで、減薬や中止が可能になる方もいます。
ただし、自己判断で急にやめるのは非常に危険です!
なぜ急にやめてはいけないの?
血圧の薬は体をゆっくり慣らしながらコントロールするタイプが多いため、
急にやめてしまうとリバウンドのように血圧が急上昇することがあります。
それが脳卒中や心筋梗塞の引き金になるリスクもあるので、
医師の指示なしで中止するのは絶対にNGです!
「一生続ける」ことのメリットもある
「一生飲み続ける=悪いこと」と思いがちですが、
安定して血圧がコントロールできれば合併症のリスクを下げて、元気に長生きできるということ。
将来の自分を守るための“予防投資”と考えるのも一つの視点かもしれません。
薬を減らすにはどうすれば?
薬をやめたいときは、生活習慣の見直しが第一歩です。
- 塩分を控える(目安は1日6g未満)
- 運動を週3回以上取り入れる
- 禁煙・節酒・睡眠改善
これらを継続し、定期的に医師と相談しながら減薬を検討していきましょう。
まとめ
- 血圧の薬が「一生必要」かどうかは人それぞれ
- 自己判断での中止は危険!必ず医師に相談
- 生活改善で減薬・中止が可能なケースもある
焦らず、自分に合った方法で、心も体も元気に過ごしていきましょう!
※本記事は一般向けの情報提供を目的としたものであり、特定の医薬品の服用・中止を推奨するものではありません。変更の際は必ず医師・薬剤師にご相談ください。
【出典】
・日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2023」
・厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧とその治療」
・PMDA 添付文書各種