私と娘が同じ屋根の下に暮らすのは、あと僅かになってきた。
そして、私が娘に出来ることも少なくなりつつある。
手離すと決めたけれど、だけど願いはある。
それは、これからの人生で、達成感を少しでも沢山味わって欲しいということ。
泣きたいほど勉強したり(これは学生時代にして欲しかった…)泣きたいほど仕事した後に得られるのが、達成感だと思う。
これまでの娘には、それが無かったように思う。
後半年ほどは学生だが、今はバイト中心の生活で、勉強に気持ちはない様子。
母は過ぎてしまって思い知った、学生時代ほど勉強出来る時間はない!ということ。何度も伝えたが、娘には届かない。
行政書士の資格も、確かに夜間の専門学校に行ったのは、よく頑張ったが、勉強は泣くほどはしてない。
テスト直前に机に向かっただけで、「もし合格したらマグレ」と思ってたら、合格していた。
でも、専門学校の先生に、合格者体験発表に娘は来なくていい、参考にならないから・・・とジョーク言われたのでも、マークシートで点数取れたからという、マグレを証明している

娘は人との出会いに恵まれ、ずっと引っ張ってもらって、今まで来れたところがある。
社会人になっても、確かに人との出逢いがあり、影響を受けるだろうが、何よりも弱い自分に打ち勝てるように。
そして、母も自分をもっと好きになるよう、達成感を日々の生活の中で実現していきたいと思っている。
これから、娘は自分の足で立つ。母は、これからもずっと自分の足で立ち、娘の足手まといにならないように、仕事を大切に、人を大切に生きていく。