昨日(3月18日)から甲子園球場で始まった春のセンバツ高校野球初日の第二試合で、21世紀枠で出場の和歌山県立田辺高校が、昨年秋の明治神宮大会優勝の強豪・石川県星稜高校に2対4で惜敗しました。

試合は、田辺高校のエースである寺西投手の好投もあって、星稜高校が1点取れば田辺高校もすぐに追いつくという展開で手に汗握る接戦となり、2対2の同点のまま9回を迎えました。9回表、1アウト2、3塁から星稜の代打・東選手のライト前ヒットで2点リードされ、その裏の田辺高校の攻撃は2アウト2、3塁と一打同点の場面でいい当たりの1塁ゴロが好捕されて惜しくもアウト、76年ぶりのセンバツ勝利はなりませんでした。

ただ、1塁側のアルプススタンドは地元関係者や田辺高校OBを中心とした約3,000人の大応援団が熱い応援を送って一体となって盛り上がっていましたし、テレビ中継やネット速報などを見ていた全国の高校野球ファンからも21世紀枠の田辺高校が優勝候補相手に大健闘!の状況に驚きが拡がり、(旧ツイッターの)Xでも一時、「田辺高校」がトレンド入りしていたようです。

今回は、FM TANABEからも社員が甲子園球場に取材に行き、試合前および試合後に録音した関係者へのインタビューなども迅速に放送して、現地の盛り上がりの状況や雰囲気を伝えましたが、田辺高校野球部の頑張りで、自然に田辺が一体となった記念すべき一日となりました。私のところにも、いろんな方からLINEで「田辺高校すごいね!」とのメッセージが寄せられました。今回の貴重な経験も踏まえて、夏に向けて田辺高校野球部のさらなる活躍に期待しましょう!

春のセンバツ大会は始まったばかりですが、和歌山県勢としては、明日(20日)の第三試合で創部120年で初出場の耐久高校(湯浅町)が千葉の中央学院高校と対戦します。耐久高校は昨年秋の和歌山県大会の優勝校(田辺高校が準優勝)ですし、こちらも熱烈応援したいと思います。

今年は、センバツ大会が開始されて100年目ということで、甲子園球場も100年前の1924年夏に完成したそうです。この甲子園球場のおかげで高校野球や阪神タイガースの熱戦が毎年楽しめるということに大いに感謝しながら、そして田辺高校の活躍で盛り上がったエネルギーも引き継ぎながら、間もなく始まる今年のプロ野球、特に虎のアレンパにも期待しています!!