イタリアのミラノ、コルティナ・ダンペッツォなど4会場で開催されている冬季オリンピック(2月6日~22日)が、日本選手の活躍もあって連日盛り上がっています。特に、スノボのビッグエア競技では、男女ともに日本選手が、接戦の中で金メダルを獲得して、その技とともに大一番でのチャレンジ精神・度胸にもびっくりしていますが、昨日のスキージャンプ「団体混合」での日本チームの銅メダルにも大変感動しました。
これも、優勝したスロベニアに次ぐ上位4ヶ国(ノルウエー、日本、ドイツ、オーストリア)が大接戦で、最後のアンカー選手のジャンプが終わるまで、ハラハラドキドキの展開でしたが、日本は、今大会までの五輪メダリスト4人(丸山、小林、高梨、二階堂の各選手)がいいジャンプをつなげ、4位ドイツをわずかの差(飛距離にして50 cmくらい)で上回って銅メダルとなりました。
この競技でメダルを取るのと4位になるのとでは大きな違いがあるので、日本チームも日本のファンも大喜びでしたが、特に、今回の五輪が最後の出場になると思われる高梨沙羅選手(これまで、4回連続の五輪出場)は、メダル確定後に感無量の喜びの笑顔があふれていて、本当に嬉しい気持ちになりました。というのも、前回の北京大会での同種目(高梨選手も団体メンバーとして出場)では、日本のメダル確実かと思われていたのに、高梨選手の予期せぬウエア規定違反(ジャンプするたびに大変厳しい測定規則があるとのこと)で当該ジャンプが失格になるというハプニングがありました。そのこともあって、結局日本チームはメダルを取れず4位にとどまったという苦い思い出、そして高梨選手の「申し訳ない」という悔し涙を、私達はもちろん覚えていました。
そんな高梨選手の今回の笑顔は、日本チームの選手やファンを含めて、いろんな人に「本当によかった」という心からの祝福と安堵の気持ちをもたらせてくれました。それほどに、17歳で4回前のソチ冬季五輪(2014年開催)に初出場した高梨沙羅選手のことは、日本人はみんな知っていて、その真摯な姿勢・雰囲気や、なかなか思ったように成績が上がらない時の苦しそうな表情、それでも気丈に振る舞って努力する姿を、多くの日本人が応援してきました。だからこそ、今回の「混合団体」銅メダルでの高梨選手の心からの笑顔にホッとした気持ちになったのは私だけではないと思います。
高梨選手も、もうそろそろ重荷を下ろして、あとはのびのびと思いっきりジャンプを楽しんで欲しいと心から願っています。
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