昨日(’26年3月11日)は、あの東日本大震災から15年ということで、各地でいろいろな追悼のイベントが開かれました。この会長ブログでは、大震災から9年目の2020年(コロナ禍の始まった年)にも東日本大震災のことを取り上げましたが、田辺地域周辺の防災・減災への貢献を第一義とするFM TANABEとしても、あらためて、その思いを強くする日となりました。

 


15年前の東日本大震災では、巨大地震と大津波の影響が甚大でしたが、あわせて、東京電力の福島第一原子力発電所での津波による原子炉冷却電源の喪失とメルトダウン(1号機~3号機)などが引き起こした放射能被害も、その後の地域復興に向けての大きな阻害要因となりました。

本件については、今週月曜日(3月9日)夜のNHK「クローズアップ現代」で、当時の福島原発の吉田所長(事故から2年後に癌を患って逝去)が生前に語っていた事故当時の真相などについての秘蔵映像が放送され、私もあらためて大きなショックを受けました。

 


福島第一原発の3基の原子炉のメルトダウンや建物の水素爆発などに至る一連の事故拡大は、一つ間違えば(というか少しでも運が悪ければ)もっと致命的な状況になって放射能の影響で誰も手をつけられなくなり、福島第二原発への被害拡大から東日本地域全体の大規模放射能汚染につながりかねない状況であったことをあらためて認識しました。関東地域に住む(そして地震発生時にはたまたま出張で仙台にいた)私としても、当時の緊迫した状況を思い出しながら、福島原発の中で(死を覚悟しながら)必死にリカバリー作業をしていた吉田所長はじめ所員や関係者の皆様にあらためて感謝したいと思いました。

実は、この吉田所長は、私の家内の中・高時代の同級生で、いろいろな内々の情報も少し聞いてはいたのですが、ここまでの生々しいお話しは初めてでした。まさに、吉田所長は殉職といっていいでしょう。

私達は、15年前に日本で起こった東日本大震災と福島原発事故の大きな教訓を決して忘れることなく、自然災害や原発事故の脅威などに対して、もっと謙虚になって向き合っていかないといけないとあらためて強く思う次第です。