長雨が続いて
今ではすっかり毛質が変わって
たんぽぽみたいな綿毛頭が
その湿気でクルクルになり
自分では手に負えなくなってきたんで
親友の息子がやってる
美容室にいってきました。
ぃゃぃゃ、何年振りかしら
てっぺんが薄くて
襟足長くて
まるで落ち武者のような頭を
ものの10分で仕上げてもらいました。
10分よ、10分
仕上がりがあまりにも早すぎて
申し訳ないと思ったのか
息子くんが余った時間を
トークでつなごうとするww
ねぇ、ねぇ、遊花さんは
もうお仕事しないんですか?
そう、おばちゃんはね
この病気をする前から
60過ぎたら夢追い人になる
そう決めてたの。
50を過ぎて残りの人生が
あと30年あるとすれば
仕事を定年してからの20年で
そのゆめをコツコツと紡ぎながら
過ごせたらいいな☆゚・
ちょっとぜいたくで
わがままな話だけど
漠然と思ってたことが
がんを患ってからは
この生き方を
全うしようと思ったんだよ。
すると息子くんがこんな話をしてくれた。
ぼくにも夢があるんです。
今よりも
もっともっとお金を稼いだら
博多駅のスタバに行って
毎日、仕事にいく人たちを
眺めながらコーヒーを飲む。
いや、ぼくは仕事してないんですよ
そんときは(笑)
もうね、素敵すぎる
お互いに心に抱く
ぼやんりしたその夢を
必ず叶えようね
叶わずとも
それをいつも言葉にして
ちょっとお疲れ気味の毎日に
喝を入れてあげよう
頭も心も軽くなって
気分転換に
黒縁のまあるいメガネが
ほしいなと思った。
こんなやつ
も少し前髪が伸びたらなぁと
育毛剤(ヌーモ)を買って
毎日トントンしてるよって話したら
その商品はあまり効果がないって
それよりもなによりも
気にしないこと
これが大事ですよって。
なんか妙に納得したので
またしばらくはお爺として
うちの息子たちにイジられながら
笑って過ごすことにします