心が安らぐような
それでいて
何かに導かれてるような
静かに目を閉じて
気持ちを委ねてみる
そこに見えるもの
ただ
なにか白いものが
目の前に広がるだけ
靄
霧
雲
なんだろう…
なにも見えない
鑑定は失敗なのかと
少々焦る
時間だけが流れる中で
ふと
黄色いものが
浮かび上がってきた
ぃゃ…
浮かび上がるというよりは
模様なのか
看板なのか
そんな何かわからないものを
薄目を開けて
覗いてる感じ
イメージでいうならば
目は閉じたままなのだけれど
なんとかはっきりと見えはしないかと
闇の中で
目を細めたり
角度を変えてみたり
それでもぼんやりと
消えてはまた
浮き出てくる
これはなんだろう…？
次に出現したのは
家のようなもの
子供がひとり
ひょっこり現れたかと思うと
その光景はすぐに消えた
それは影絵のように
モノクロで
一瞬だった
こうして
今まで経験したことのない
不思議な感覚を残したまま
CDは終了したのでした
どうでした？
なにか見えましたか？
部屋を明るくしていただいて
先生のそんな問いかけに
静かにこう答える
鮮明に覚えてるのは
黄色
それがなにかは
わかりません
あとはただ
白いものが
目の前に広がってました
まさか
あたしの過去生に
そんなことがあったとは
つづく…