前回の続き

 

ドラモリでたくさんの方たちと同僚としてお会いしました

 

皆さん良い人で、学生さんでも33歳の私とよくご飯に行ってくれたり、なんなら美容室まで一緒になったりした人もいます

 

皆素晴らしい中で、特段特筆して仕事に関して素晴らしい、尊敬の念がやまない人と一緒に働いた経験があります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■おったんや■

■ちゃんと年相応の女の子■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■おったんや■

 

挑戦編の続きにはなります

 

レジ担当なのにいかにレジにいないか

 

という私のレジ道ですが、未だかつてドラモリスタッフで似たことをしている人を見たことがありませんでした

 

2店舗経験しましたが、ともに大きな店舗で、1店舗20人くらいはアルバイトだけでもいるかと思います

 

もちろん朝の部、昼の部、夕方の部、夜の部など時間帯によっては会ったことない人もいます

 

それでも社員さんを含め30人以上のスタッフと働いたり、働くのを見たりしています

 

未だかつて1人も私と同じ楽しみを思いついた人はいませんでした

 

でした、ということは遂に見つかったのです

 

基山店に一人見つけました

 

しかもこの方は女性の正社員さんでまだ24歳だったか2年目の選手です

 

先日の1月中旬に近くの店舗に異動になり、今はいなくなりました

 

見つけるのが遅かった

 

もっとこういう話で話してみたかったです

 

 

そのときは突然でした

 

何の気なしにレジの近くを歩いていると、その女性社員がレジから飛び出して小走りで少し離れたゾーンに入っていきました

 

姿も見えなくなりました、つまり女性社員もレジが見えていない状況です

 

おおおおっ

 

一瞬でシンパシーを感じ「私がレジ付近に立っとくたい、思う存分レジから離れんしゃい」

 

という気持ちになりました

 

小走りでどっか行って、すぐ小走りでレジに戻ってきました

 

その間お客様は一人もレジに来ませんでした、私もその場から立ち去りました

 

もしお客様が来ても私がレジに入れば良いのでレジ付近に立っていました

 

これこそがチームワークだと、また自己満足ですが思っています

 

それからというもの、彼女がちょくちょくレジから消えるのを目にするようになりました

 

素晴らしい

 

きっと彼女も、私と同じことに気づき、実践していたのでしょう

 

レジが暇ならレジの外の仕事をしよう

 

素晴らしい

 

ホントに嬉しい気持ちになりました

 

私がドラモリで最も大事にしていることを、他の人も大事にしてくれていたからです

 

たった一人です、けどその一人で十分です

 

仲間がおったんや、とめちゃくちゃ嬉しい気持ちです

 

まだ24歳か25歳かの少女ですよ(150㎝とかくらいで体も小さくて細く、顔も幼いので余計にそう思えます)、そんな子が不動産業界で多少酸いも甘いも経験したうえでレジ道とか言ってこだわっている33歳と同じ行動がとれるなんて、レベル高すぎでしょう

 

彼女が私の年齢になったときはもうとんでもないレベルの仕事人になっているかもしれません

 

そしたらこの子の仕事がレジ以外のことでも目に入るようになってきました

 

そしたら面白い人です

 

販売に関しても凄まじい方でした

 

機会損失を絶対に行わないスタイルでした

 

この方はビューティ商品と言っていわゆる化粧品に特化した社員さんで、会社が勧めている商品を販売するために、それ以外の化粧品を持った方に必ずオススメ商品を紹介していました

 

私が見た限りでは化粧品を持ったお客様全員にお声掛けしていました

 

私がレジにいるときも「化粧品を持ってきたお客様、主に保湿系の商品を持った方が来られたら私を呼んでください」と言われていました

 

化粧品を持ったお客様が来たら私もその子を呼びましたが、すぐに来て、オススメの商品があるのでご紹介させてくださいと言って、会社が勧めている商品を紹介していました

 

ある月、会社で15個売ろうという目標の物を27個くらい売っていました

 

仕事の本質を見た気がしました

 

不戦敗がないのです

 

必ず勝負をしかけます

 

そしたら勝つときもあるわけです

 

その徹底ぶりに私は彼女を尊敬するようになりました

 

私にはできないからです

 

昔から徹底が課題でした

 

まだ24歳か25歳かの少女ですよ(150㎝とかくらいで体も小さくて細く、顔も幼いので余計にそう思えます)、そんな子が不動産業界で多少酸いも甘いも経験したうえでレジ道とか言ってこだわっている33歳以上の行動がとれるなんて、レベル高すぎでしょう

 

8つくらい年下でか弱い女の子に、私は敗北感すら覚えました

 

ほんとに尊敬します

 

売れるから尊敬しているのではないです、売れるか売れんか分からんでも必ず勝負をしかけるその徹底ぶりに私は感動しています

 

これができない人が多いからです

 

この子は凄い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ちゃんと年相応の女の子■

 

 

 

 

何より抜け感があるのも可愛らしい

 

社員さんが1日のワークスケジュールを決めてその通りにスタッフが配置されるわけですが、21時~22時の1時間、誰もレジ担当がいないという状況が2度3度あり、それを作ったのが毎回その子でした

 

可愛くないですか?

 

ロボットみたいに真面目に仕事して、私みたいに自己満足のためにふざけもせず、ただ淡々とやるべきことをやるつまらん少女やなと思っていたのですが、こういうミスするんや、と可愛く見えます

 

正直こんな小さいミスなんてクソほどにどうでも良いレベルなので、じゃあこの時間〇〇さんがレジでお願いね、で終わる話です、ミスでも何でもない

 

 

 

最初は正直つまらん人やなと失礼ながら思っていました

 

他に面白い社員さんがいたので、そっちにばかり話しかけたり、軽くイジったりしていました

 

だから本当に失礼な話、件の女の子がいる日はテンションが上がらなかったです

 

いる日は、というより出勤したときにその子の車があったら「今日は店長おらんのかー」とか「〇〇さん(他の社員さん)おらんのかー」と思っていました

 

社員さんは夜は1人で、他の出勤メンバーはアルバイトという感じだったので、その子がいると他の社員さんがいないことが多かったわけです

 

それにその子も私とほぼ同時期に基山店に異動してきたらしいのですが、1ヵ月くらいで本社勤務になり(ドラモリはめちゃくちゃ異動が多いです)すぐいなくなりました

 

2か月間本社に行って、その後戻って来るという話でした、結局3か月本社に行ってその後基山店に戻ってきました

 

本社にいるその間他の社員さんと働くことになるわけですが、そのときに一緒に働いた新卒の女の子がまあ面白くて、コミュニケーションをとっていました

 

3か月経って件の子が店舗に戻って来ると聞いた日には、新卒の面白い子と会う機会が減ると思ったので残念でもありました

 

なおかつその新卒の子が転職することになり、辞めちゃいました

 

社員が店長と件の子しかいなくなりました

 

そうこうするうちに私はレジから飛び出す彼女を見ることになりました

 

一瞬で彼女への見方が変わりました

 

つまらんくない、つまらんのはつまらんと決めつけていた私でした

 

今までの反動もあってか一気に自分の中での彼女の存在が大きくなり、次は何を見せてくれるのか、一緒に働く時間が増えるといいなと思うようになりました

 

そしたら販売にも力を入れていることを知ることにもなりました

 

めちゃくちゃ面白い人やったやん、と自分の人を見る目がなさすぎて悲しくなったほどです

 

それからはその子から他にも何か面白い話を引き出せないかと少しづつコミュニケーションをとるようになりました

 

最初に本社に行くまでの間、挨拶以外したことないくらいの人でした、私の変わりようが凄いですねw

 

けどなかなか真面目で硬く、それに話すとしても売り場なので長いこと話せず、たいして面白い話を聞くことができませんでした

 

ドラモリ史上一番尊敬はしていましたが、ロボットみたいで面白くない人ともまだ思っていました

 

私は人間味のある人が好きなので、そういう人と話したいという想いが強いです

 

ある日、その子から異動になったと聞かされました

 

おーマジか、と思いました

 

 

そしてその後やっと、彼女が24歳か25歳の普通の女の子であることを知ることができました

 

私がバックヤードで2週間に1回受講しなければいけない、販売商品のテストをパソコンで受けていました

 

その子もバックヤードに用があったのか裏に来ました

 

異動なんて残念ですねーというような話をしていると彼女の方から少しだけ気持ちを話してきました

 

異動先の店舗の人たちと仲良くやれるか心配です、そう言われました

 

おいおいロボットやないやん、ちゃんと人間やん

 

けどそもそも仲良くなろうという感じを私自身は1ミリも感じなかったので、だからこそロボットみたいと思っていました

 

表現があまり上手でないだけで、ただそれだけの、内面はそこらへんにいる普通の女の子だったのだと、異動が決まった後に分かりました

 

私的には面白いと表現できる人間です

 

もっといつも通りムダに話しかけて、ベラベラとおしゃべりしとけば良かったなと後悔しているくらいです

 

年も離れているのでそういうのは言いやすい存在なはずですが、最後の最後でそういう部分を見るという、私の付き合い方が悪かったなと、そう思います

 

今は店舗にいませんし、面白く尊敬できる存在が唯一彼女だけだったので非常に残念です

 

どの職業でも通用すると思わされる方でした

 

彼女ならきっと大丈夫と思いますが、もし心の不安があるなら、近くの店舗から応援している33歳の優しいお兄さん(私)がいるということを思い出してほしいです

 

会社もきっと彼女のことを評価しているとも思っています

 

リクルーターというよく分かりませんが、新卒に対して仕事内容を話したり、先輩として話を聞いたりとかする仕事もしているそうです

 

そういう人ってたぶんですけど会社としても前に出したい存在しか選ばれないと思います

 

スポークスマン的なのってだいたいそうですよね

 

きっと会社も彼女を評価しているからこその人事だと思います

 

やっぱりそうよね、と今の私なら納得です、出会ったころの何も知らない私だったら何で?っと思っていたでしょうね

 

彼女はか弱い女の子かもしれませんが、強い、そして面白い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもドラモリで出会った面白い人たちのことを今後も書ければと思いますが、尊敬してやまない人をまずは紹介させていただきました

 

異動先でも頑張ってほしいです

 

ドラモリ最高です

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S.

 

私もアルバイトながら異動をさせて頂いた身ですが、やはり異動というのは新しい出会いがあり、環境が変わり、面白い状況になりやすいです

 

駅前不動産にいたころ私は異動にハマり、在籍8年半で12店舗経験しました

 

しかも最後の4年は、2年間づつ同じ店舗にいました

 

ということは4年半で10回お店が変わったということです

 

私が望んだことなので全然オッケーなのですが、ほんとに上司が変わることの重要さを身に染みて感じました

 

この店長はここを重視している、この店長は前の店長が口酸っぱく言っていたことを気にもとめず、他のことがうるさい

 

などなどたくさんの人間と関わることで、違う世界観のある人たちと無駄にたくさん出会い、それが私が店長になったときに活かされていきました

 

私が大事にしていても、後輩さんがそれを大事と思っていないなんて当たり前に良くあることで、それを尊重していないと良い店舗は作れないということを学びました

 

ドラモリの異動の多さは異常です

 

件の彼女は聞くに4か月しか基山店に勤務していないそうです、意外に短かったですね

 

半年くらいで変わるのもザラです

 

私は1年半しか勤めておりませんが、社員さんとはいったい何人と出会ってきたことか

 

面白い会社だと私は思います