桜が散り始めましたね。
花冷えの朝です。
昨日は、自転車のハンドルを握る手が冷たくて、
手袋をしてくればよかたっと思うぐらいでした。
花が散ると、メランコリックな気分に悩まされ、どうしようもなくなる習性。
この季節はいつもそうなんです。
「夜の中に絶えてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし」
と詠んだ古人の思いが解ります。
桜をうっかり見損ねた春は忘れ物をしたみたいな気分・・・。
桜吹雪の渦の中に身を静めたい願望。
桜を見飽きるぐらいに見ないと気がすまない・・・。
困ったものです。
咲くまでひたすら待ち遠しくて
咲いたら咲いたで、いつ散るかと気が気でなくなる。
散り出すと気が滅入ってしかたがない・・・。
その理由
もしや、これは・・・
散りたかった人のものではないだろうか・・・
さくらは散らないと、
次の年も咲くことはできない。
散ることの意味を容認すること・・・
お寺での心理学の深い学びが進んでいます。
四国のさくら、京都の桜、母校の桜
人生で最高の桜に出逢えた年になりそうです。
咲けば散る・・・
しんしんとした感覚を味わい尽くしています。
今日は滋賀の桜に満たされてきます。