『2016年を振り返って。』

今年ももう終わりますね。

毎年この時期は、一年自分なりに走り抜けられたか、どうだったのだろうかと思いを巡らせます。

今年も、再び大きな選択を迫られた年でした。

去年暮れ、丁度1年前に、シルクドソレイユからオファーを頂き、新作オリジナルソロ作品を制作から携わるお話を頂きました。

じつは

僕が本気でプロになりたいと憧れた組織であり、自分を評価して頂けたことがこの上ない喜びでした。しかし、諸事情により、今回はお断りさせて頂くこととなりました。

それならばと、今の環境でこそ出来ること、学べること、挑戦すべきことを、ひたすら追い求め、考え続けました。

改めて自分の道を真剣に模索した年と言えるでしょう。

所属のenraでは、北米長期ツアー、何ヶ国ものパフォーマンス、こんなに多くの経験をさせて頂けたことはとても貴重な経験となりました。チームメイトに救われたこともあります。面白い経験を沢山貰いました。日本全国ツアーにおいて、特に富山ツアーでは九州大学時代のクラスメートがenra公演を企画してくれました。全国ツアーでは、過去にお会いした方との再会のツアーでもあり、喜びはひとしおでした。嬉しかったなぁ〜。

今年一番のキーポイントになったのは、ゴールデンウィーク、キャナルシティ博多でのキャナルサーカス。

パントマイミストのKAMIYAMAさんの作品クローンズをベースに作られたショーで共演したことでした。シルクエロワーズや雑技団のパフォーマーたちも一緒でした。沢山の驚きと感動を覚え、自身の新しい表現方法を見出すことができました。

それをきっかけで大道芸ワールドカップin静岡の為につくった新作。『白でもなく、黒でもなく』。

これも自分とジャグリング、表現に対する挑戦でした。

https://youtu.be/k_MqLiAo8lw

振り返ってみると、大変恵まれ、沢山の方の応援、支えがあり、いろんな世界が見えた年でありました。

同時にこれまで以上に世界が近く、世界中と繋がった感覚を持った年でした。

そしてどんどん不思議な人生になっていっている気がします。一体どういうところに落ち着くのでしょうか。

世の中楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、笑えること沢山ありますが、妥協せず笑顔で真剣に前に進んでいきたいと思ってます。

来年は間違いなく、もっと良い挑戦ができる最高な年になるでしょう。

これからも素直に好奇心を忘れずに、理屈ではなく純粋にしたいことを、進んでいきたいと思ってます。

皆様今年一年ありがとうございました。