しかも、ほとんど考えることなく生きてきた。
理性なんてほとんどなく、価値観というような高尚なものもない。
時の過ぎゆくままに、感情の揺れにまかせるまま生きてきた。
幼い頃からテレビばかり見てきた。
テレビがないと生きていけないと思う時期すらあった。
それでも、若い頃は本が好きで小説ばかり読んでいた。
小説を読んで、テレビドラマを見て、新聞の記事を読んで世の中を知っていると信じていた。
それらが、本当ではなくてフィクションだった事に気づいた。
過ぎ去った時間が自分の人生だ。
これからどのくらいの時間を人として生きるのだろう。
できるだけ自然の中の人として生きていこう。
特に価値基準とかは持っていないしこれからも必要ないだろう。
この人間社会がからくりというか嘘の世界だろうと構わない。
自分が自然に人として生きていけば問題ない。
世の中のあらゆるすべてのものに感謝できる生き方がしたい。
