強い願いを感じる長い登り廊下。
天通廊があるのが東福寺。
見晴らしの良さ、下に見る紅葉の美しさ、
廊下を登って行くたびに
空に近づいていく感じがします。
天に通じる廊下、正に！
広い庭は水流も豊富な自然豊かな庭。
今は紫陽花が綺麗に咲いていました。
秋の紅葉には観光客で天通廊いっぱいになるんだって。
廊下を抜け、空の下に出ると、綺麗な石庭のある奥の院に到着。
こちらは砂目が綺麗に格子状にならされていて、 オシャレ(o^-^o)！
蓮の花も咲いてました。
蓮の季節かあ～！
蓮の沢山ある上野にも行きたくなりました。
「コレはナンノハナデスカ？」と
同行のフランス人のギョーム氏に聞かれたので
「蓮の花です。お釈迦様が座っている花です。」
「Oh、セイントセイヤのオシャカ様」
とちょっと楽しい会話が出来ました。
(o^v^o)。
日本が大好きというギョーム氏は、いろいろ詳しいです。
今までも日本でも映画の撮影しているみたいですが
いつか全編日本で映画が撮りたいと言って居ました。
ここ、東福寺みたいな芸術的建築に足を踏み入れると、
日本人であるのがちょっと誇らしくなります。
下手に廃棄物の出るような産業より、
こんなにも美しい、侘び寂の工芸にこそ、
力を注いで発展して来ていたら、
もっと今の日本は良かったのかも知れないなあ、と日本の現状を思い
切なくもなりました。
これ以上、心ない事件や事故が起こりませんように…。