親が変われば、子どもが変わる
あらすじ
イチロー選手の父、内村航平選手の母など多くの一流アスリートの親の言葉をもとに、親は子どもにどう接するべきかのヒントが書かれてある一冊。
グッときたポイント
印象に残った言葉を3つ紹介します。
子供が「やりたい!」と言い出した時には後回しせず、すぐに叶えてあげるということです。それによって、「自分の願いは必ず叶えられる」という基本的な考え方を美誠に教えておきたかったのです。(伊藤美誠選手の母)
子どものやりたいことは何でもやらせてあげよう。
これが漠然と良い子育てだと思い行ってきたが
その意味まで考えたことがなかった。
やりたいことは叶えられる
そのことを幼少期から知っていれば、いつか
やりたいことは自分で叶えてみせる!
そんな自立した意識を持ってくれればいいな
子どもが不安で辛い時こそ、お母さんの「大丈夫!」は、子どもに”安心感”という魔法をかけます。母親の余裕が、子どもの心にも伝播していくのです。(長友佑都の母)
親は子どもよりもたくさん生きている分
失敗しそうだ、とか
もっとこうしたらいいのに、とか
いろいろ見えてしまう。
子どもの成功のためにあれこれとアドバイスをすることもできるが
「大丈夫!」その一言が子どもの力になることを感じた。
ママが言うのが、安心感を倍増させますよね。
子どもが不安そうな表情を見せていても
「大丈夫?」ではなく
「大丈夫だよ!」と声をかけていきたい
「自分で決めたからがんばる」「好きだからがんばる」その気持ちを応援することが親にできること。少年野球の時代からずっと変わらない私たちのスタンスです。(斎藤佑樹の母)
自分で決められる環境
熱中できる環境をつくってあげても
決して進む道をつくることはしない。
親が決めた進路に進んで失敗したとき
あの時ちがう道を選んでいたら・・
その後悔が大きくなるかもしれない。
自分で決めたことががんばる理由になるし
失敗しても自分で責任を取る
そうして子どもは大きくなっていくんだと思う。
子どもが自分で考えて進むことを信じて
ドーーーンと構えていましょう
こんな人におすすめ
アスリートを子どもにもつ親御さんはもちろんのこと、育児をするすべての親御さんにおすすめ
一流アスリートの親の考えに触れられるし、親自身を見つめるワークもついている。
昔の自分はどんなことをがんばっていた?
どんな子育てがしたいと思っていた?
を振り返る機会になる一冊でした。
追伸
一流アスリートの親は総じて、余裕があった。
あれこれ言わず、過度に期待を持たず、信じている。
子どもとはいえ、別の人間。
自分の人生は自分で作っていってほしいものです!