100歳で呆けていない人がいます

80代でも異常な行動をする人がいます

年齢ではなく

老化は個人的な変化のようです


施設に入所している高齢者の行動は

一瞬も目が離せない状況です


食事中、床に落としたおかずを

拾って食べてしまう


隣りの人のおかずを取って食べる


上手く口に運べずにエプロンに

ほとんどこぼしてしまう

(食事介助の対象者になります)


男性の利用者を息子と思い込んで

一緒に帰ろうと付きまとう


足腰が弱く転倒しやすいのに

しきりに立ち上がり歩こうとする

落ち着きなく座っていられない


トイレ介助の拒否

大声で助けを求める

悪態をつく…


怪我をさせないことが

一番の重要事項なので

どんなに拒絶されても

身体の安全を優先させないといけない


私は性格的に人に厳しく出来ないので

どんな状況でも優しく目を見て笑い

大丈夫、と安心してもらうように

しています


問題行動は強い不安から来ています

なぜここにいるのか

いつ帰れるのか

家族はどうしているのか

自分は悪いことをしてこうなったのか


そんなふうに嘆き続ける人もいれば

いつも落ち着いて周りに感謝の言葉を

かけている人もいる


若い時は今を生きるのに精一杯で

自分の老後や死ぬときの状況など

想像が出来ないものです


高齢者の皆さまも

長い年月いろいろな経験をして

この歳まで生きてこられた


いつも心がけるのは

すべての利用者様に敬意を払うこと

ここに居ても大丈夫という気持ちを

いっときでも感じてもらえればいい


自分がどのように老いて死ぬのか

具体的な理想を今から考えておこうと

最近思うようになりました