これも父親にもらった本。
発行見たら昭和37年だと。
佐藤裕紀が生まれる前はおろか佐藤裕紀の母親が生まれた頃だわ。
ざっくりと言ってしまえばラブストーリー。
時代背景があまりにも違うからピンとこない部分も多々あったけど
当たり前かもしれないけど恋愛感情ってものの根本に時代も何もないんだなってことを考えさせられた。
正々堂々とした真っ向からのラブストーリー。
いい感じに悪役が出てきてそれでいて主人公は全然ぶれなくて。
こういう真っ直ぐなストーリーは凄く好きだ。
賃金の価値も言葉遣いも違うから?になるような部分は多々あったけど
真っ直ぐなんだけど真っ直ぐが故に歩み方が分からなくなってしまう五郎としのぶの姿がとても良かった。
結末は
正直ビックリしたというかえっ?って感じではあるんだけどここに正解はないと思う。
1つの結末として深く胸に刻まれた。
分かっているつもりだし物語の登場人物はあくまでも架空の人々だけど
佐藤裕紀ももう結婚だのなんだのってのがあっておかしくない
というかあるのが普通な年齢になってるんだなぁと改めて考えさせられた。
物事に遅すぎることはないけど
今だからこそ楽しめることってのはあるね。
答えを出そうとするわけじゃないけど
自分がどの道を進みたいかくらいは意識しないといけない。
佐藤裕紀の歩く道は
いつだって真っ直ぐだ。