佐藤裕紀はシド・ヴィシャスが好きである
好きと言ってもソロアルバムは聴いたことないしSex Pistolsのアルバムだって一枚しか聴いてない、っていうよりAnarchy In The UKしか聴いてない
にわか中のにわかだと自分でも思う
でもなぜ好きなのかというとまぁあの容姿の良さはもちろんあるけどあのスタイル、姿勢が好きだ
ルート音を刻むことしかできないのに知り合いに誘われたからバンド組んでステージに立つ、しかもどんどんビックになってしまうんだから驚愕と言わざるを得ない
ちなみにピストルズに関しての知識はほとんどなく憶測を交えての意見なのでそれは違うとかそうじゃないってことはできればご遠慮くださいm(__)m
薬中とか恋人殺しとかいろんな噂が飛びかう彼の魅力は沢山あると思うけど佐藤裕紀的にはやっぱりその度胸だと思う
その姿勢こそパンクスだしロックンロールだしフォークだと思う
吉田拓郎さん、長渕剛さん、中森明菜さん等その当時のアーティストは人によっていろんな理由があるんだろうけどステージに立ち帰れコールをされたことがあるらしい
野球界では清原選手や新庄選手が応援ボイコットをされたらしい
にわか知識披露したけどその後の結末はあまり知らない(;^_^A
吉田拓郎さんは時にはわかった、帰ると言って帰ったらしい
でもそんなアウェイな雰囲気の中歌いあげる、打席に立つって凄いことだと思う
ある意味凄い自信だと思う
でも佐藤裕紀にはそんな自信ならある
ギター一本でもカラオケ音源でも歌える場さえあれば臆せず歌う
それがリスペクトするアーティスト、ポルノグラフィティ、松山千春さん、中森明菜さんの前であろうと対バンだろうと、武道館だろうとドームだろうとアリーナだろうとそこで歌える環境があるなら臆せずいくらでも歌う
なんて言って井亀さんとの対バンは死ぬかと思うくらい緊張したけど(笑)
個人的な意見だけどミュージシャンって初期は絶対に下手くそだと思う
どんな一流と言われるアーティストでもデビュー当時は大体テクニック的には物足りないものだと思う
でもその作品が物足りないものかと言うとそんなことはないと思う
尾崎豊さんなんて分かりやすい気がします
デビュー作めちゃくちゃかっこいいじゃないですか
未熟さの極みと言ったら語弊があるかもしれないけどあの作品は勢いの塊だと思うし当時の尾崎さん以外絶対に作れない代物だと思います
セカンドアルバムも卒業やシェリーなど収録された名盤だけどその後は失礼ながら勢いというものは鳴りを潜めてしまった気がする
街路樹とか汚れた絆とか失くした1/2とか個人的には好きですよ!
でも若かりし頃の尾崎さんの勢いは無くなりかなり迷走しているような気がするのは多分自分だけじゃないはず
これは尾崎さんに限ったことじゃない
ポルノグラフィティもアゲハ蝶以降雲をも掴む民やWORLDILLIA時代はかなり迷いを感じるし千春さんも自分が生まれる少し前はそんな感じだった気がする、明菜さんもかなり歌い方に変化がある
でも今になって聴いてみるとそれはそれでいい
その人の辿った道だしその迷いすら作品の完成度だしその迷いがあったから今のそのアーティストの歌がある
ポルノグラフィティめちゃくちゃ好きなんですけど個人的には二人になってからの方が好きです
でもこれっていろいろあってそれでも活動し続けたから生まれるものだと思うんですよ
ファンだから思えることだとも思う
実際三人時代がよかったって人も沢山聞くし
尾崎さんは早すぎる別れでそれの前にアーティスト活動を終えてしまったんだよな
今でも歌っていたら絶対に素晴らしい作品を残していると思う
それだけ素晴らしいアーティストだった
迷走期を乗り越えてこそ生まれる世界があると思う
で、佐藤裕紀はどうかというと、
まぁ正直スタートラインに立っているとも言い難いんだけど…
今が最高に荒々しいときだと思う
歌はピッチ悪いしたまに裏返る、声枯らす、ギターは殴るように掻き鳴らすだけ、曲は歌詞はそれなりにこだわっているつもりだけど技術なんかないしコードはメジャー、マイナーくらいしか使わない、いや使えない
でもだからこその勢いが今あると思う
まだまだ出始めだからこその佐藤裕紀らしさがあると思う
年齢的にも丁度いい時期かな?
この後は言いたいことも減るだろうしコード進行だって壁にぶつかるだろう、パフォーマンスだって情熱だけじゃ駄目だ
だからこそ今の自分を見てもらいたい
多分自分で言うのもなんだけどこの先佐藤裕紀はめちゃくちゃ成長すると思う
でも今の勢いは今しかない
いろんなもの捨ててみて少しだけ手にして音楽活動続けて
今は勢いがあると思う
だから変な話今デビューしたい、売れたい
虫のいい話だってことは分かるけど
でもある意味今がピークだと思いますから
この先の佐藤裕紀を見続けていただきたいんですよね
凄く自己中心的でわがままだとは思うけど
なんかタイトルに反してシドの話全然しなかったな(笑)
でもテクニックも美しいルックスも集客もないけどステージに立ち続ける佐藤裕紀にはある意味それ以上の勢いがあるかもしれないですよ