6月句会、盛会になりました。

今月より、いわきり秋月さんが新規でご参加くださいました。

歓迎致します。

それでは句稿一覧アップします。

いつもの通り、一日【確認】にしておきますので、誤字・転記ミス等ございましたら

ご連絡ください。句稿の差替えは致しかねます。

【確認】→【正記】として再度アップし直しますので、そこから選句を開始ください。

 

6月の漢字席題

「小・足・最・太・染」

 

1.新緑に染まる木曽路や滝ひとつ

2.在るもので足ることを識る梅雨の月

3.片足の残る籐椅子雨の音

4.深山の影もろともに最上川

5.花魁の素足に江戸のときめける

6.花南天明かせばほんの小さきこと

7.染筆や窓に濡れそむ額の花

8.雲落ちる温泉街や心太

9.小鯵刺ただ海の青空の青

10.風鈴や饂飩蒸籠の麺太し

11.彩雲に染まりし空や風薫る

12.青鷺の両足揃ふ離陸かな

13.大昼寝丸太ん棒のやうな父 

14.子に貰ふ小石の丸み五月川

15.窓に吊る風鈴二個の小釘かな

16.万緑や首座る子の小あくび

 

【句型課題】

・今を点で詠む

・どこで切るかを考える

季題:当季雑詠

 

17.梅雨晴のひかりの粒や貨物船

18.人台に型紙あてる緑夜かな

19.夏草やひと粒種の陽は沈み

20.一周忌最中の包み夏衣

21.梅雨寒や山並み煙る瓶ヶ森

22.早寝(はよね)よと子を川の字の団扇哉

23.大鍋にぱつと開くや冷素麺

24.万緑や河馬の親子の水しぶき

25.白鷺の池心の泥に立ちにけり

26.水差せば金魚は裳裾拡げけり

27.朝虹や傍へは海に浸りけり

28.曲り角くるり振り向く夏帽子

29.ビル街の植物園の木下闇

30.四葩まふシヤツターチヤンス待ちゐたり

31.蛍袋一両だけの夜行かな

32.女より堕胎の報せ桜桃忌

33.新緑の瞑りて明き座禅かな

34.水中花舌に溶けゆくチョコレート

35.母といふ字をたゆたはせ水母かな

36.直瀑のしぶきに浴す小瑠璃かな

37.パックからぽろと落ちたる苺かな

38.白日の草にとりつく灯蛾かな

39.梅漬けり砂糖のかたと溶けはじめ

40.酢漿草に曲がりくねたる老が恋

41.夏雲や乗り継ぐたびに迫る山

42.言の葉の尽きて手枕夏の月

43.振りかぶる第一球や若葉風

44.紫陽花や妻で姑かつ娘

45.四万十の川舟眺む夏野かな

46.青空へささぐ純情立葵 

47.抜く足の凹み澄みたる植田かな

48.もう彼は此処には来ない沙羅の花

 

 

 

【スケジュール】

選句締切:6/22(土)25:00 *投句後、一週間と思って下さい。

選は、持ち点5点とします。並選5句選でも結構ですし、並選3句、特選1句(2点使用)でも構いません。

結果発表および次回要項6/23~30

 

すべての投句・選句は当blogメッセージ・コメント欄にお寄せください。

なお投句に関してはタイトル欄、もしくは頭書に【投句】として頂ければ間違ってのコメントアップなどを防げます。


また、不明な点があればなんなりとお問い合わせください。