昨日の、「元旦」でありながらの「能登半島大地震」
驚かせられました。
正月の寒空の下、避難生活を余儀なくされていることを思うと残念かつ頭が下がる思いです。
謹んでお見舞い申し上げます。
さて1月のお題です。
漢字席題で1句、句型で2句…でお願いします。
【漢字席題】12月参加作品より
「始・八・足・成・石」 の漢字のいずれか一文字を句に詠み込んでみてください。
型の題の方は、【型・その3「かな」】に入ります。
まずは例句から。
金色の佛ぞおはす蕨かな 水原秋桜子
傘もつ手つめたくなりし牡丹かな 富安風生
オムレツが上手に焼けて落葉かな 草間時彦
帯解きてつかれいでたる螢かな 久保田万太郎
【1月の課題】
「上五+中七(ワンフレーズ)」+「下五(季語+かな)」
最初の句を例にしよう。
金色の佛ぞおはす〈堂内(室内)のものの状態〉+蕨かな〈堂外(室外)の季語+かな〉
これは別の二つのものを配合している二物衝撃という技法。
もうひとつ、一物を描く俳句にも「かな」は適している。
はなびらの欠けて久しき野菊かな 後藤夜半
てのひらにうけて全き熟柿かな 木下夕爾
こちらは上五・中七で最後の下五の季語の状態を表し、季語を「かな」で詠嘆。
「かな」は主に三文字の季語に使われることで季語をより印象的に詠嘆しているが、
いつしかに失せゆく針の供養かな 松本たかし
坐りふざけ居りし卯の花腐しかな 石田波郷
のように句またがりで使われる場合もある。
とにかく「かな」を使ってまずは1句作ってみましょう。
配合の句にしても一物の句にしても、上五~下五まで切れを入れずにさらっと詠んで「かな」
兼題:当季雑詠
【スケジュール】
投句締切:1/15(月)25:00
お一人様3句まで。
投句内容アップ予定:1/16~18
【選句について】
いつも通りですが…
選句 …ご参加の方お一人様5句選でお願いします。
これはどうしても「特選」という句は、2点分としてください。
選句締切:1/22(月)25:00 *投句後、一週間と思って下さい。
結果発表および次回要項1/23~31
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それでは皆さまの力作お待ち申し上げます。次回の季題、その他、当句会の運営に皆さんからのご意見頂戴できると助かります。
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