楓の会 12月吟行会

期日: 12月9日(土)

集合: 都営地下鉄新宿線船堀駅 10:00

吟行地:行船公園

参加者:5名

 

行船公園 - 自然動物園 - 公益財団法人 えどがわ環境財団 (edogawa-kankyozaidan.jp)

 

 行船公園へは、コロナ禍まえに何度も訪れたことがある。こちらの「源心庵」のお部屋をお借りして句会をしたこともある。そのとき、同じく茶室で茶道教室を開いていた皆さんから、茶を振る舞って頂いて、お返しにお礼の俳句を詠んだこともあった。「一期一会」とは、まさにこんなシーンのことだと思った日のことが懐かしい。

 

 船堀駅に集合すると、タクシーに便乗して行船公園へと向かった。降り立ったときなんとも言えぬ懐かしさに包まれた。平成日本庭園を歩く。

いつ来ても手入れのよく行き届いた公園だと思う。

ここには石田波郷の句碑がある。

 

 立春の米こぼれをり葛西橋

 

 早春や道の左右に潮満ちて

 

の2句が刻まれている。戦後の葛西から砂町辺りの賑わいが感じられる。

今日は、冬紅葉がきれいに水に映えていた。

つがいの鴨が羽繕いを終えて休んでいる。

 

池の周りを散策しても11時前に回り終わってしまった。動物園も併設されているが、鳥インフルエンザ予防のため、休園中だった。・・・仕方ない。時間もあることだし、船堀までも1.6kmほどだから歩いてみようということになった。

途中、新川に架かる橋の袂を降りて少し先の橋を経由する。

 遠く高速道の手前に見える黒い物見櫓まで、以前の吟行で歩いたこともある。桜の時期になると、川沿いの桜並木が運河を彩る。また、出来たら桜の頃にまた来ようと話し合った。

 

 船堀タワーに上る予定も、旧館中につき上れず、ランチの店を探した。“雪の窯珈琲”というお店に入った。・・・というか、覗いたところ営業が12時から・・・ということだったが、「テラス席で腰掛けてお待ちください」とストーブも焚いてくださったので、好意に甘えさせて頂いた。

 

 あまりにお腹が空いていたため、“生ハムとルッコラのスパゲッティ”は写真に納め損ねたが、“マルゲリータピザ”はこんな感じ。

ご馳走様でした。