最近、仕事が多忙でもあり、なかなかblogの更新がままならない。
読者諸兄の御期待に添えないでいることが心苦しいが、ご理解願いたい。
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さて、小田原文学館特別展として、11月16日(月)まで「藤田湘子の追憶」という展示がなされており、今回の吟行ではそこを訪れたのだった。今は亡き恩師の短冊やはがき、原稿などの展示に、そしてその筆致に懐かしさを覚えずにはいられなかった。
結局、お昼までゆっくりと文学館、別館である白秋童謡館で過ごし駅前に戻って句会となった。
当日の句をご紹介させていただく。
ほととぎす
畳に座し童謡聴けり杜鵑草 なほ
白秋の童謡うたひ秋惜しむ 英子
秋鯵や師の故郷は海近く 裕子
鵙鳴くや心に刻む師の遺墨 翠
金木犀愛されてない筈はない しのぶ
標識の錆びて背高泡立草 悠人