この記事を書き始めるのに時間が掛ってしまいました。年が明けてしまいましたが、読者の皆様にはお付き合い願いたいと思います。


日 時  12月23日(月・祝日)天皇誕生日

吟行地 府中市郷土の森博物館

句会場 郷土の森博物館会議室

参加者 7名


夜半の雨風が窓を打つ音も止み、嵐のような一夜が明けると快晴の空が広がっていた。車を走らせると西の山々の靄が切れだして、その容姿を現し始めた。浅間山から始まり、秩父連山、奥多摩から丹沢へと続く稜線がパノラマのように広がるのだが、それらにかかる靄が切れ、雪化粧をした山々が現われたのだった。昨日とは景色を一変した山に、清々しい気分を味わいつつも、昨夜届いた悲報に心の天秤は揺れていた。富四郎さんの帽子の下の笑顔が思い出された。


博物館の入口に集合すると、一人居ない寂しさは拭えなかったが、はなむけの句を作ろうと皆思っていた。


悠人・しのぶの俳句日記-府中の森10

最初に入ったのは、旧府中尋常高等小学校。

こちらは詩人村野四郎記念館ともなっている。



悠人・しのぶの俳句日記-府中の森11

入口に入るとオルガンと譜面が置いてある。

そして録音の合唱が流れた。懐かしい歌だ。



悠人・しのぶの俳句日記-府中の森12

巣立ちの歌

               村野四郎作詞

               岩河三郎作曲


花の色 雲の影

懐かしい あの思い出

過ぎし日の 窓に残して

巣立ちゆく 今日の別れ

いざさらば さらば先生

いざさらば さらば友よ

美しい 明日の日のため


風の日も 雨の日も

励みきし 学びの庭

かの教え 胸に抱きて

巣立ちゆく 今日の別れ

いざさらば さらば先生

いざさらば さらば友よ

輝かしい 明日の日のため



村野四郎でもっとも有名な歌は、「ぶんぶんぶん」だろう。


ぶんぶんぶん はちがとぶ

おいけの まわりに 

のばらが さいたよ

ぶんぶんぶん はちがとぶ




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