読者の皆様、旧年中はお世話になりました。

本年も拙いブログではありますが、自然体で参りたいと思いますので、よろしくお願いします。



さて、今年の正月は、昨年からの風邪を拗らして寝正月となった。歳時記を開くと、「元日または新年の休みを家に籠って、ごろごろ寝て過ごすことをいう。また病気のため寝て過ごすことを、縁起をかついで寝正月という場合もある」とある。


化粧をしている妻に問うた。


何処へゆく何処へもゆかぬ初鏡  悠人


「初鏡」という季語は、年が明けて初めて化粧をするために鏡に向かうことである。

今年は自分の咳がひどいため、なかなか何処へも出かけられない。せめてもの慰みは、美味い酒とおせちと餅である。「寝正月」にこんな句があった。



かんばしき飯食ふ夕餉寝正月   伊藤翠壺


今年のおせちは、なだ万のもの。

普段、こんな贅沢はしないのだが、お取引先とのお付き合いで年に一度、ひとつひとつの味を堪能する。



悠人・しのぶの俳句日記-おせち2

悠人・しのぶの俳句日記-おせち3


これと、雑煮を食いながら過ごす正月。今年は、ニューイヤー駅伝に箱根駅伝をテレビで観ながら過ごしている。若者たちの走る姿にみなぎる力を感じつつ…。


激情にこのごろ無縁雑煮食ふ    しのぶ



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