国民の祝日の一つとして「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」という趣旨のもとに昭和23年7月20日に制定された。

旧制では新嘗祭の日に当たり、今も宮中や各地の神社では新穀感謝の儀式が行なわれている…と歳時記にある。


ふと最近の株価の暴落、その前の原油価格の高騰など、一連の不安定経済の元凶について考えた。


結局、相場師や金融関係者の机上、いや、ネット上のというべきだろうが、モノを実際に動かさない人たちの空論で価格が操作されてしまうのが不景気の元凶なのではないかと思った。


生産者には、生産をするための諸経費が要る。また、生産者自身と家族の暮らしがある。それを守りながらモノを作る。逆にそれが合わないから廃業に追い込まれたりもする。


商業界について考えてみると、大手量販店は「消費者の味方」の顔をして、実際には生産者を叩くことで低価格を実現している。そして、その生産者も実は一消費者なのだと思うと、本当は彼らは消費者の敵ではないか?とも思えてくる。


こうして考えてみると堂々巡りが終らないのだが、思考も堂々巡りなら、実際にコツコツと靴音を鳴らしつつ東京駅の地下街を歩く自分も堂々巡りをしていたようだ。ふと靴屋に目が止まった。



地下街の靴屋勤労感謝の日  悠人



ビジネスマンの足を守る靴…地下街の足音を聞きながら、そこに悲哀を感じつつも全ての勤労に感謝したい気持ちになった。




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