先週末、東京を離れて荒川渓流の景勝地、長瀞に行って参りました。

熊谷から秩父鉄道に揺られて約40分、長瀞駅に着いたときは20時を回ったころでした。

仕事の取引先の秋季研修会に参加するため、その夜は、長生館という宿に泊まり宴会。翌日、講演会を拝聴して帰路に着いたのでした。



長瀞1

写真は長生館より、千畳敷の岩畳。紅葉が始まり見事な景観を呈していました。

長生館には、俳人・歌人も訪れており、四季折々、次のように詠まれております。


春  猪が来て 空気を食べる 春の峠  金子兜太



夏  これよりは 尚奥秩父 鮎の川    高浜虚子



秋  ここに我 句を留むべき 月の石   高浜虚子



春  渓の音 とほく澄みゐて 春の夜の

    明けやらぬ庭に うぐいすの啼く   若山牧水



さて、帰り道、ちょうど週末はSLが走っており乗ってみることにしました。



SL1



長瀞2

汽車の車窓から駅の表札をのぞみます。

コカ・コーラを飲みつつ、文庫本を片手に秩父まで…。



コカコーラ

荒川の渓流に架かる橋を渡ります。



長瀞3


写真の左にかかっている煙はSLの吐く煙です。

上り坂にさしかかり、汽笛をぼうっと鳴らしつつ汽車は走ります。


汽車の旅は、やはり電車とは違い、登坂は緩やかに進み、平地はスピードに乗って走ります。

たまにはこんな旅もよろしいかと…。



SL2


いよいよ秩父に着きました。

秩父からは西武線~八高線を経て川越まで戻りました。


紅葉狩り、荒川ライン下りなど…長瀞…一度訪れてみてはいかがでしょうか?


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