先日、楓の会で梅を観に行く吟行会について書いたが、2週続けての雪に、果たして梅は咲くのだろうか?と少々不安になっていると、yoshiさんから、梅が咲いているという情報が早速寄せられた。
yoshiさんのブログはこちら↓↓↓
植物や小さな生き物たちを優しい目で見守るブログに、とっても共感できる。
今週は松陰神社に始まり、都内各地の梅の名所をご紹介いただいて嬉しいかぎりだ。
松陰神社の梅の記事はこちら→ 元気に育つソラマメ
梅は桜同様、古来から日本人に愛されてきた花だ。
桜は春のうららかさを彷彿させるが、梅は、まだ早春の凛とした風情がよく似合う。
春もややけしきととのふ月と梅 芭蕉
梅の花は、夜の方が芳香が強いという。
月光に照らし出された白い梅の花とその香りは、凛とした、まだ冷たい空気を少し春色に染めるようだ。
梅一輪一輪ほどの暖かさ 嵐雪
梅の花が、一輪ごとその蕾をほころばせ始めると、いよいよ春がやって来たなと感じる。
一輪ごとに暖かさも増すのである。
勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男
キリストは、山上の垂訓の中で、自分の弟子となる者を「地の塩」であると諭されたという。
塩には腐敗を防ぐ力があるが、世にあって腐敗しない、悪い方へと流されないための勇気…白梅の真白さに作者は勇気が大事と感じたのである。
さてと、週末の吟行会が楽しみになって来ましたぞ。
皆さんもどうぞよい週末をお迎えください。
こちらもクリックしていただけると励みになります。