友人の紹介で駒込の六義園に行ってみました。
六義園は、五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15(1702)年に築園した、和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園です。
明治時代に入ると、三菱の創業者・岩崎弥太郎の別邸となったそうです。
昭和13(1938)年、岩崎家より東京市に寄付され、昭和28(1953)年に国の特別名勝に指定されました。
まだまだ紅葉が深まるところまでいっていない東京です。
写真は公園中央にある築山「妹山・背山」です。
古くは女性のことを妹(いも)と呼び、男性のことを背(せ)と呼びました。
この中の島は男女の間柄を表現している・・・ということです。・・・こういう表現の仕方に「粋」を感じますね。
ちょうどこの中の島を正面に見る位置に「心泉亭」という茶室があり、抹茶のセットが一服 500円でいただけます。ちょっと一息入れませんか?
中の島の裏に回り、蛛道(ささかにのみち)にさしかかると水面に紅葉が散っていました。
古くは蜘蛛のことを「ささかに」と呼び、この小道が蜘蛛の糸のように細いことから、このように名づけられたそうです。
・・・この道を行けば、極楽浄土に辿り着けるでしょうか?
そういえば、聖書にも「狭き門」を行け・・・救いに至る道は狭いとありました。
そんなことを小道で瞑想してしまいました。
夕方、4時半ごろから紅葉をライトアップしています。
今回は携帯カメラの写真なので、少々お見苦しいかとは思いますが、よかったら足を運んでみて下さい。
まだ、もう少し紅葉を楽しめるかと思います。
所在地: 東京都文京区本駒込6-16-3
入園料: 300円(65歳以上150円)
JR・地下鉄南北線「駒込」駅下車徒歩7分
※これから隔週くらいで「東京散歩」のテーマで名勝・史跡、ぶらり散歩によいところをご紹介したいと思ってます。それでは、皆さん、よい一日をお過ごしください。
こちらもヨロシクです。