明日は吟行会で山梨県上野原市に行ってまいります。



明日の季語を思い浮かべて…

やっぱり芒(すすき)かな?…

ということで、予習…





 をりとりてはらりとおもきすすきかな   飯田蛇笏





やはり芒と言えば、この名句。

「はらりとおもき」と述べて1本の芒の軽さを絶妙に表現されています。

また、この句、すべてを平仮名表記することでやはり花芒の質量のふわりとした感覚が見事に表されているのです。



芒の季語で、もう一句。





 思ひなし蒼みがかれる芒の穂   飯島晴子





こちらは、まだ青々とした瑞々しい芒の穂を詠んでいる句。

作者の一瞬の無心と瑞々しい芒の穂とが共鳴するというか響きあっているのを感じます。



それでは…おやすみなさい