科研の基礎研究より。
社交不安の人に「4種の顔表情」を見せて脳内の血流を測定したところ、社交不安の人は「怒り」だけでなくすべての表情に強い反応が認められたことから、曖昧な表情に対してバイアスのかかった解釈を行っている可能性が示唆された。とのこと。
それにしても、下のMRI画像を見ると「社交不安の人の脳(扁桃体)」は強く反応していることがわかります。SADの脳の動きについての研究では、不安を司る扁桃体が過剰な反応を起こしているとよくいわれますが、こんなに反応していたらそりゃ疲れるだろうなあ…と思いました。
ヒトはなぜあがるか?-社交不安障害における対人認知処理の脳機能・形態研究-
研究成果の概要(和文):対人関係や社交場面における強い不安や緊張を主な症状とする社交不安症患者に対し、社会脅威に応じた対人認知回路の異常を特定することで、社交不安症の神経基盤を解明し、認知行動療法の治療計画の設計に役立てることを目的とした。4種の顔表情画像(中立、怒り、恐れ、微笑み)を提示した時の扁桃体活動をfunctionalMRI(fMRI)により評価した。その結果、健常対照者では、「怒り」の表情に対してのみ強い活動が認められるのに対して、社交不安症の方では、すべての表情に対して強い活動が認められたことから、中立という曖昧な表情に対してバイアスのかかった解釈を行っていることを反映している可能性が示唆された。
内気と不安を軽くする練習帳 (原書名:Overcoming shyness and social phobia)
社交不安の認知行動療法について、非常に丁寧に書かれている本。
「練習帳」の名の通り、社会不安を克服するためには地道なトレーニングが必要ですが、ひとつひとつ章立てて書かれているので、段階的にステップを登っていけます。自分の思
考や行動を記録していくやり方の説明も明確でわかりやすく、具体的・実用的で、読むと励まされる本です。
人前で話すのが苦手、緊張して上がってしまう、自然に人付き合いができず、社交をつい避けてしまうという状態は「社交不安障害」と呼ばれる。もっとも頻度の高い精神的な困りごとの一つで、有病率は一割を超える。しかし、自分を縛る不安の正体を知って、有効なトレーニングを積めば、改善は十分可能だ。実際にカウンセリングセンターで使われるプログラムを紹介しながら、克服の方法を実践解説。
対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか
具体的な治療法、不安にとらわれるメカニズムの解説などを解説した、SAD治療の入門書的な本。
わたしは数年前にこの本を読んだことがきっかけで治療につながれました。
ではでは![]()






