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SADについて調べたり実践したりする人のブログ

SADについて調べたり実践したりする人のブログです。

※子供に対する性的虐待や暴力の描写があります

 

 

 

 

 

 

メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知する」ことです。 メタ認知能力をアップできれば、自分自身を冷静に見られるようになります。

 

 

メタ認知質問紙法短縮版(MCQ-30)の日本語版です。

 

 

MCQ-30

 

採点方法:

「1」…「当てはまらない」

「2」…「少しだけ当てはまる」

「3」…「やや当てはまる」

「4」…「非常に当てはまる」

 

認知的自信の欠如

スコアが高いほど記憶力や注意力などの認知的な自信の欠如を表す

自分の記憶を信用していない

記憶力がよくない

場所の記憶に自信がない

言葉や名前についての記憶に自信がない

時々記憶違いで失敗することがある

 

心配事への積極的信念

スコアが高いほど心配することに前向きであり、

それを問題解決や未来の計画のために望ましいと捉えている

決心する前に深く考えることができる

深く考えることでうまく取り組むことができる

深く考えることで問題解決に役立つ

頭の中をきちんとしておくには深く考える必要がある

深く考えることで問題を事前に避けるのに役立つ

 

認知的自己意識

スコアが高いほど自分の思考プロセスを重視していることを表す

常に自分の考えていることを意識している

自分の心の動きに深く注意を払っている

自分の思考についてよく考えている

常に自分の思考について審査する

自分の思考を監視している

問題を考えているとき自分の思考傾向を意識している

 

思考制御不能と危険への消極的信念

スコアが高いほど心配事をネガティブに捉えていて、

それを制御できない不安に駆られやすい

一度気になり始めると頭から離れなくなる

心配し始めると止まらなくなる

心配事で病気になるかもしれない

心配事があると無視できない

心配事で気が狂うかもしれない

心配事は脅威となる

 

 

迷信・罰・責任など思考一般への制御欲求の消極的信念

スコアが高いほど頭の中にある危険な思想などは、

それを明かすことで自分が被るかもしれない罰や責任を避けるために

閉じ込めておくべきだという気持ちが強い

思考を制御できなければ作業ができない

自分の思考を制御できないのは弱さの現れだ

いかなるときも思考を制御しておくべきだ

思考の中には考えてはいけないものがある

心配事を制御できないのは自分の責任である

制御しなければ罰せられる思考がある

 

 

 

 

社交不安においては、自己注目(自己の思考や身体感覚への過度な注意)と外部環境への注意バイアス(他者への過度な注意)という注意の問題が指摘されている。

高社交不安者は、目の前の課題と同時に自身の外見や行動にも注意を向け、さらには外的な脅威を探してしまう「マルチタスク」の状態になっているため、実際に注意を割かなければならない課題へのパフォーマンスが悪くなることが指摘されている2)。

 

 本研究では、高社交不安者における注意の向け方 に関するメタ認知的信念尺度を作成し、信頼性と妥 当性を検討することを目的とした。その結果、計16 項目の尺度が作成された。

 

SADにおいて、自己注目や注意バイアスが生じる要因として、非機能的なメタ認知的信念が影響している場合と注意を柔軟にコントロールする注意制御の低下が影響している場合の両者が想定される。

 

心理教育に続くメタ認知的信念への介入においては、どのような結果になるかを予想した上で、自己注目や注意バイアスを行う場合と行わない場合の2通りの方法でパフォーマンスを行い、その様子をビデオに撮影するという方法が用いられる15)。ビデオを見ると、これまでの注意方略を行わずともパフォーマンスに失敗している様子は見受けられず、さらに、注意方略を用いない方が不安の程度もパフォーマンスの様子も良いように感じることが実際には多いため15)、注意の向け方に関するポジティブなメタ認知的信念が体験的に修正される。 そして、目の前の情報を偏りなく観察する練習を行う方法である「状況への再注意法」を通して、実際には注意はコントロール可能であることを体験的に理解し、ネガティブなメタ認知的信念を修正していく5)。 「状況への再注意法」を導入する際にも、予めメタ認知的信念について評価することで、教示の仕方について具体的な見通しを持つことができると考えられる。

 

 

 

 


 

 
 
ハリネズミミラーブログ(はてな)
ハリネズミ社会不安障害の認知行動療法の参考書

 

内気と不安を軽くする練習帳 (原書名:Overcoming shyness and social phobia)

社交不安の認知行動療法について、非常に丁寧に書かれている本。

「練習帳」の名の通り、社会不安を克服するためには地道なトレーニングが必要ですが、ひとつひとつ章立てて書かれているので、段階的にステップを登っていけます。自分の思考や行動を記録していくやり方の説明も明確でわかりやすく、具体的・実用的で、読むと励まされる本です。
 
 

社交不安障害 理解と改善のためのプログラム (幻冬舎新書)

人前で話すのが苦手、緊張して上がってしまう、自然に人付き合いができず、社交をつい避けてしまうという状態は「社交不安障害」と呼ばれる。もっとも頻度の高い精神的な困りごとの一つで、有病率は一割を超える。しかし、自分を縛る不安の正体を知って、有効なトレーニングを積めば、改善は十分可能だ。実際にカウンセリングセンターで使われるプログラムを紹介しながら、克服の方法を実践解説。

 

対人関係療法でなおす 社交不安障害 自分の中の「社会恐怖」とどう向き合うか

 

 

図解 やさしくわかる社会不安障害

具体的な治療法、不安にとらわれるメカニズムの解説などを解説した、SAD治療の入門書的な本。

わたしは数年前にこの本を読んだことがきっかけで治療につながれました。

 

 

 

ではではクマムシくん