おはようございます！たかはしゆうこです。
「ボイジャー×占星術で12サインを理解しよう☆」
やっと、牡牛座編をお届けできます。
タロットも、占星術も、
象徴の意味やキーワードだけを
必死に覚えようとしても、それは日本史の暗記と一緒で
面白くないから、覚え切れないですよね。
そこにどんな意味があるのか？
なぜそういう風に結びついたのか？
を、このシリーズでは切り口として
ボイジャータロットと12サインを結びつけて
解説していこうと思います。
今、書いていて思いました！
私、日本史を含めた歴史系も
丸暗記しないんです。
この伝え方は私の得意なパターンなのですね。
占星術基礎講座でも、実例をふんだんに取り入れて
伝えているのは、私の個性なのだなと思いました。
では、いってみましょう！
牡牛座
このカード、どこが牡牛座？
と仰る方が多いです。
真ん中の仏陀に目が行く人も多いし
なんとなくアジアっぽいムードが漂っているけど
牡牛座とそれが結びつきにくい。
でも、仏陀（お釈迦様）の人生エピソードから
私が受け取った、このカードと牡牛座の関連は
「本当の豊かさとは何か」
だと思うのです。
シッダールタ王子（お釈迦様）は、王子として生まれて
何不自由なく育ったけど
「老・病・死、これが解決されなければ、
何のために生まれてきたのか」
に深く悩みました。
どんなに豊かでも、いつか老い、病になり、死ぬ。
それが解決されない限り、
人間の苦しみは消えることがなく
生きることそのものが苦である。
心からの安心、満足は、
どんなことをしても得られなかったのです。
国で一番の美女と結婚して
子どもが生まれても、
500人もの美女をはべらせても
悩みは消えることはなかった。
愛情は執着を生み
執着はやがて、それを手放さなければならない
老・病・死が迫った時に、苦しみになる。
シッダールタ王子は若い頃から、
そのことに気づいてしまったのですね。
家庭教師が「もう教えることはありません」
とお役御免を申し出るくらい、聡明だった。
だからこその煩悶だったのでしょう。
この
「執着」と「所有」
というのは、牡牛座のテーマです。
「私にはどんな価値があるのか？」
それは、実は「持っているもの」や「才能」では
計り知れないものなのだと思います。
シッダールタ王子はこの世で得られる「富と名声と所有物」は
全て持っていたと言えます。
それでも、悩みは消えることがなかった。
なぜなら
本物の価値
を感じ取ってしまっていたから。
牡牛座も、本物の価値を見抜くサインです。
その上で「今ここの現実」を、確かに、確実に、
安心なものにしたい。
五感を使って、それを味わいたい。
「老・病・死に悩まされることなく
自分の真の豊かさを感じて生きる」
これが、シッダールタ王子が
出家する時の願いだったと思います。
一国の王では、自分の国の民を幸せにすることは
できるかもしれませんが、この人間の根本的な悩みからは
救うことなどできない。
自分自身もです。
なので、シッダールタ王子は出家して
お釈迦様となり、「法皇」になりました。
法皇とは、真理の王様のことなのです。
だから、このカードになるわけですね。
五感で感じられることというのは
人間に「体感」という価値を生み出します。
心地よい、愛しいものを通じて
世界そのものを、生きることそのものを味わう。
でも、シッダールタ王子が気づいてしまったように
人間が生きていく上での「本当の豊かさ」
これに気づいていないと、牡牛座は自分に自信が持てず
こんなダメな自分、と、精神的な苦しみから逃れるために
自分を切り売りしてしまうのです。
「自分に何ができるのか？」
にフォーカスしたら、自信はなかなか持てない。
おそらく、12サインで一番、ゆっくりとしたペースで
一歩ずつ着実にしか、進めないから
スピードや、結果を出すことでいえば
遅れを取っていると感じることもあるはず。
でも、牡牛座の人の五感を通じた体感は
たくさんの経験をもたらしてくれます。
失敗だと思うこともたくさんあったでしょう。
何ができたか？よりも
「その経験を通じて、どんな成長があったか？」
を見つめてみると、牡牛座の人は、本当に多くの
知恵を持っているのです。
その種は、このカードにも出ている
ポピーのように、大量に蒔かれます。
「経験こそが教師」
お釈迦様も、自分が悩み、苦しみ、修行したことから
悟りを開いて、その教えを伝えていきました。
どんなことでもいいのです。
あなたの経験そのものが、きっと誰かの光になる。
神のように救うのではなく
そっと手を差し伸べる存在になれるのです。
法皇の「Hierophant」という単語は
「神聖な、宗教的な」という
hiero（ヒエログラフとかと同じ）と
「光をもたらす」というphaineinの組み合わせです。
自分の乗り越えた試練から、得た光をシェアしていきましょう。
牡牛座の支配星は金星。
このカードの、仏陀の頭の上にあるのは
三日月ではなく金星です。
金星はかなり明るく輝いて見えます。
全天で一番明るい恒星・シリウスより明るい。
一番明るい時で－4.7等星。
（シリウスは－1.4等星です。）
昔の人も、この星について書き留めています。
清少納言が「ゆうつづ」と書いているのが
宵の明星のことです。
ちなみに私のTwitterネーム「ゆうづつ」は
この「夕星＝金星」から取っており
昔、運営していた創作小説サークルは
「太白星＝金星」でした。
深く考えたことなかったけど
私の金星双子座を活用した、小説創作（しかも趣味）だから
金星だったのかもしれないですね！（笑）
愛と美の星。
自分が美しいと思ったものを、五感を全開にして、愛でる。
それが牡牛座の人の生き方であり
世界の感じ方なのだと思います。
何より、大地に足がついていて
つながっていることを心から喜んでいる。
ひとつずつ、自分の五感での経験を積み重ねて
夜空に美しく輝く、その感性。
これが、牡牛座の本質だと感じます。
「法皇」ですから
上にも書いたように
理の王＝真理の法皇なのです。
この「現実」を生きていく上で、大切にするべきこと。
それを、体感から知る者なのです。
ボイジャーを改めてみてもらうと
マチュピチュやグランドキャニオン、
エジプトの神殿なども見えます。
古代からの叡智であったり
大自然が生み出した地球の歴史であったり。
ゆるぎなく積み重ね続けたもの。
牡牛座の
「大地となって支える」
があると思います。
牡牛座の人は、自分に自信がない時は
自分の持ち物を差し出してしまう、
自分自身を痛めつけて自虐に走ってしまう。
そうすると、本当に必要としている安全が手に入らない。
それよりも、自分は既に持っているのだ！と
形あるもの、形ないものを問わず、自分に価値をつける。
人からの評価ではなく、自分がこれだ！と
五感で見つけた豊かさを大切にする。
そして、快適な空間を自分のために創る。
実はそれが、いずれはみんながくつろげる大地になる。
インナーチャイルドカードではこちらになります。
ガンダルフ。
最初にこのカードを見たとき
牡牛座っぽくないなと思ったのですが
インナーチャイルドカードを創られた
イーシャ・ラーナーさんは占星術家でもあります。
細かく見ていくと、確かに！牡牛座なのです。
なぜなら
目立つのはガンダルフの方なのですが
下の方に、フロドが指輪を持っているでしょう？
指輪物語は、フロド達が成長していく物語。
何度も指輪の誘惑に負けそうになりながら
心を成長させていきました。
牡牛座の人は、自信がないところから
自分が本当に持っているものは
指輪なんかじゃなくて、自分自身の心の中にある
と気づいていくのかもしれないですね。
牡牛座は、自分の価値観を大切にする。
それは、自分の五感を通じて感じ取ったものだから
自分の感覚を信じるということ。
ひとつずつ、そうやって確かめたことが
牡牛座の人がシェアする「経験」になるのでしょう。
とても価値のあるものだと思います！
というわけで、牡牛座編終了です。
明日、太陽双子座入り。その前に書けてよかったです。
それと、ついこの間から牡牛座天王星の時代に
突入しました。
その復習と、これからについて考えるのにも
牡牛座を改めて感じられたことは、私の学びにもなりました。
次の双子座はちょっと早めにUPできたらいいな。
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今日もお読み下さいましてありがとうございました♪