骨髄バンクドナー体験記「提供しちゃいました(仮)。」
≪Vol.2 Fly to Xxxx : 確認検査が決まるまで≫
北海道旅行の余韻も吹き飛んだ、突然の適合通知から数日。
お菓子は少しずつですが、消化しつつあります(≡^∇^≡)。
……じゃなくて、骨髄バンク(多分、初期コーディネート担当)から電話でご連絡をいただいた・・・気がするのですが、いかんせんこの頃の記憶がなぜかあいまいです(^^ゞ。
多分、アンケート内容の確認だったかなぁ。花粉症で服薬をすると書いたので、薬について詳細を訊かれたような。骨髄採取までの1か月間くらい、服薬が制限される為です(採取前に処方される鉄剤は別)。もし、その期間の服薬を止められないと、コーディネートが難しくなる場合があります。
しかし、そこは心配無用。服薬と言っても、どうしても我慢できない時にだけ頓服しているので、1シーズンで多くても数回程度。止めろと言われれば、止められそうです。その旨をお伝えしました。
それからまた数日後、骨髄バンク関東事務局から封書が届きました。淡い黄色の、A4紙三つ折りが入るタイプのものです。内容はというと、
「担当コーディネーターのお知らせ」
私を担当するコーディネーターさんのお名前と、その方から携帯電話で連絡がくる、という旨が記載されていました。どうやら、服薬の件は問題ナシとなったようです。
これから一連のコーディネートが終わるまで、この方から色々と骨髄バンクからの連絡がくることになります。とっても重要な役目です。そしてこの後、短いようで長いつきあいとなるのでした。
書式では、調整医師(最終同意までを担当する認定病院の医師)についても併記できるようになっていましたが、この時点ではさすが未定のようでした。
そして、この時点でコーディネートが始まるということで、「コーディネートが終了するまで献血はお控えくださいますよう・・・」と申し添えてありました。
(ちなみに骨髄採取に至った場合は、採取後6か月までダメ、となります。おそらく、採取前に自己血採血をしたけど中止になってしまった場合も同様ではないかと。)
それから程なくして、ついに担当コーディネーターのSさんから初電話がありました。事前に先方の携帯電話番号を聞いていた訳ではないので、携帯電話への着信だと、見覚えのない番号が表示されます。普段なら完全無視(  ̄っ ̄)。
実は、これについても記憶があいまいで。携帯電話に連絡があって、直感で「コーディネーターさんからだ」と思って出たのか、実は留守電にメッセージが入っててあとで書けなおしたのか、はたまた職場にだったのか・・・・・・。
Sさんはとっても優しい印象で、こちらが恐縮するくらい、それはそれは丁寧にお話をなさいます。6年前の初コーディネート時に担当してくれた方もそうでしたが、骨髄バンクのコーディネーターさんってみなさんこんな感じの様な気がします。
最初に話したことは、このままコーディネートを進めても良いかどうかの確認、そして次に確認検査の日程とそれを行う病院についての再確認。
実は、私の勤める病院、採取(移植も)認定施設です。アンケートには勤務先も記入してあるので、当然Sさんも把握しています。一応、他施設も含めて大体の所はOKと意思表示をしましたが、出来る事なら自分の勤め先で済ませたいもの。Sさんも、その辺は想定していた様です。
ここでSさんに言われたことは、
・まず、最終的に提供することになった場合、自分の勤める病院では採取できない事(職員という立場上、ドナーが知ってはいけない患者情報を知り得る環境にある為)
・確認検査については自分の勤め先でもOKだが、スケジュールによっては他病院になるかもしれない事
でした。まぁ、当然といえば当然のことです。
あと、日程について。アンケートでは、夜勤などの関係で日中が空いている平日を希望日としていくつかあげていたのですが、それ以外でも調整は可能、と伝えました。
そして、これを基に確認検査の日程調整が行われ・・・・・・・・・
担当コーディネーター決定のお知らせから3日後、前回と同様の封書が届きました。
「確認検査(面談)のご案内」
もう、日程と場所が決まってしまったようです。多分、即決だったのかなぁ。
日時 : 2011年12月△日 14時
場所 : 勤め先の病院
担当調整医師 : ・・・とってもとっても良く知っている先生・・・
勤め先で確認検査を受ける、その時点でこうなるだろうって事はうすうすわかっていたのでちっとも驚かなかったけど、いざとなるとちょっと緊張するなぁ。
先生は、依頼された新規コーディネートのドナー候補が私だってことに気が付いているのだろうか・・・。
それはともかく、コーディネート終了するまでは暴飲暴食と献血は控え、なんとなく体調管理に努める日々が始まったのでした。あっ、薬飲まなくて良いように、花粉症対策も考えておくか・・・。
この件についても、多分封書が来る前後でSさんから職場に連絡があった気がするのですが、いかんせん記憶がどこへやら・・・・・・!(´Д`;)