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☆ Night Rainbow ☆

―… ゆきえの気まぐれBlog です。…―

骨髄バンクドナー体験記「提供しちゃいました(仮)。」



≪Vol.4 ドキッ: 出ました出ました≫



確認検査終了後は、何にもする事がありません。果報は寝て待て、な感じでただ結果が出るのをひたすら待つのみ。と言ってもこのころ、出不精の私にしては珍しくプライベートが忙しい時期。適合通知をもらう前に決まっていた予定が立て続けにあり、夜勤明けに某大物アーティストさんのライブに参戦したり、友達と旅行に出掛けたり。「まだかな・・・・・・」と首を長くして待ちぼうけるなんて事もなく、時は過ぎていきました。


まぁ、コーディネート中といってもまだ初期段階だし、よほどの事故でも起こさなければ大丈夫だろうと、特に風邪予防をすることもなく(ただでさえ風邪なんぞひかない)、ジャンジャン人混みにもまれる生活でした。この段階で必要以上に気負いすることもないはず・・・・・・よね・・・・・・^^;)。



確認検査からおよそ10日後、昼下がりのまったりした職場に、Sさんから電話がありました。

検査結果は……、特に問題ナシ。やった~ヾ(@°▽°@)ノ



まだバンクから通知はもらっていませんでしたが、結果を聞いていち早く連絡して下さったようです。続けて念押しされたのは、選定結果が出るまでどのくらいかかるかわからないと言う事。

ここで、この結果に基づいて患者さん側が選定をするけれども、結果が出るのは、早ければ一週間後くらいらしいけれど、一か月以上待つかもしれない。その上で「選定保留」になるかもしれないし、「コーディネート終了」なんてこともあるのです。


それを了承して頂けるか、との意思確認です。待つ=コーディネートが長くなるし、選定されて具体的に日程に目処がつかないと休みの調整もできないし、海外出張なんかある人だと、さらに支障をきたしますからねぇ。


もちろん、わかっていることなので問題ありません。



患者さん側で何人のドナー候補を同時コーディネートしているか(最大は5人まで)、これはドナー側の関係者には一切知らされないので、Sさんでもわかりません。他に進行中のドナー候補がいたとして、選定順位を決めるのに時間がかかる場合もあるし、他の候補さんが一位選定になって私が次点以下になると、一位選定の候補さんの「最終同意確認」および「術前検診」で正式に採取決定となるまで、スタンバイ(=選定保留)となるのです。


もし、一位の候補さんで正式に決定すれば、こちらは「コーディネート終了」。何らかの事情で一位の候補さんがコーディネート終了になれば、こちらに回ってくる可能性も出てくる。こここそ、「果報は寝て待て」な状況でしょう。



しかし、ここでちょいと問題発生。



今まで、Sさんからの電話連絡を基本的には職場へお願いしていました。理由は、私が携帯の着信になかなか気づかないズボラ(半日くらいは当たり前)である上に、職業柄、勤務中に携帯電話をそばに置けないため、どうしても連絡が夜間になってしまう事。職場だと、確実に日中の連絡になるので、Sさんの負担が減ると思ったんですが・・・・・・


といっても、この段階で電話を頂いたのはほんの数回ですが、予想外に段々と用件が多くなるので、必然的に通話が長くなってしまいました。まぁ、受付正面で堂々と話し込んでいた私もいけないんですが。


今回のコーディネートにおいては、最終同意面談を済ますまでは職場には話さない事にしていた為、Sさんも「骨髄バンク」を名乗らずに連絡してくれたのですが、どうもそれが却ってアダとなってしまったみたいで。


6年前の時も同様の対応でお願いしていたけど、そんなに長電話になった記憶もなかったし。そういえば、無線子機で人のいないエリアへ移動していたなぁ。それであまり気にならなかったのかぁ。。。



とにかく、今回の電話で、明らかに周りが「何の電話???」と気になっている様な、そんな雰囲気が伝わってきているように感じてしまったのです。



通常、業務上の場合を除き、個人あてに外部から電話がくること自体めったにないのです。カード会社など、本人確認のために職場指定で連絡が来ることはあっても、同じ人からそう何回も来るものじゃないし。それに、基本的には所属も併せて名乗るから、余計に不自然に感じたのでしょう。


直接、注意されたりツッコまれたりしたわけではないけれど、これ以上はこちらがヒヤヒヤして気になっちゃう、と判断。Sさんには、次回以降は携帯電話への連絡にしてもらうようにお願いしました。連絡をする時間もあらかじめ決めておいたので、これからはちゃんと携帯チェックしないとね。



何で今回は職場に内緒にしたかというと・・・・・・実は、6年前の初回コーディネート、ここの「確認検査結果の通知」(もちろん問題ナシ)とともに、「コーディネート終了のお知らせ」をもらい、あっけなく終わってしまったのです。

その時は、初めてということもあって言っておいた方が良かろうと、適合通知をもらった時に近しいスタッフにだけは話しておいたのですが・・・・・・。ちなみにその時も、勤務先の病院で、とってもよく知っている先生に確認検査を担当していただきました。


もちろん提供する気マンマンでしたから、そんな感じで肩透かしを食らってしまい……、今回は正式決定までは話さないもんっ(  ̄っ ̄)!と決め込んだのです。



翌日、自宅に骨髄バンクからのお知らせが届いていました。あとは、また次のお知らせを待つのみ。どういう展開になるのかなぁ。