骨髄バンクドナー体験記「提供しちゃいました(仮)。」
≪Vol.5 White Flag : 一番の心配???≫
ここまで淡々とコーディネートが進んできたけど、いくら医療従事者だからって何にも疑問や心配がなかった訳ではなく、やっぱりどうしても気になることはあったんですよねぇ。こんなマニアックな部分をそんなに気にするんかいな???って確実に思われそうですが……
「骨髄採取の時、麻酔前に筋注するかどうか。」
注射嫌いにはとっても重要案件ですσ(^_^;)。
その前に、健診やら自己血採血やら、針を刺される試練は山ほどあるんだけど。血管に針刺して血を抜くなり点滴をするのは、大概は刺した時だけガマンすれば済むので、まぁ構わないんです。
何がイヤかって、筋注とか予防接種とかでやる皮下注の、刺した後に薬液が入ってくる時のあの痛みっ!!!あれだけはどうしても受け入れられませんっ(#`ε´#)
全身麻酔をスムーズに行うため、術前投薬として、
「唾液分泌、気道内分泌の抑制、有害な反射の抑制のための抗コリン薬(アトロピン やスコポラミン )、また不安の除去、鎮静、催眠の目的にジアゼパム などを投与する(以上、ウィキペディアより引用)」
というのがあるのですが、これを手術室へ行く前に病室で筋注する場合があるんです。現在は、筋注による合併症や痛みを考慮し、手術室にて点滴ルート(=血管)から投与する事も多いそうですが、採取施設がどうするのか、また骨髄バンクとして何かしら方針があるのか、気になってしょうがない(゚_゚i)
そういえば確認検査の時も、その辺を先生に聞いていたような。後から思い出しました。
まぁ、答えとしては「採取施設によって違うけど、今はやらない所が多い」との事でした。細かい?事については施設のやり方によるんですねぇ。
この後、麻酔の件以外にも、この「施設による」対応の違いを色々と知る事になるのでした……。これ知ってると、いざ選定されたときに「この病院がイイorイヤダ」って言えてしまうなぁ、と。
ちなみに私の場合、「イヤダ」な部分はほぼ回避出来た形になりました。ホッ。