聖域を侵すことなく

こんにちは

アロマとピラティスインストラクターのユウです。

昔から好きだったか忘れてしまいましたが、今は何が好きってお花が好きです

幼い頃から、庭には常に季節の花があり、母が庭で育てた花が玄関には生けてありました。

クリスマスや年末年始にも、床の間にお花を生けてあったり、母の日のプレゼントやお誕生日も、ほとんど花をリクエストする母が、花のある生活を日常にしてくれていたんだなぁと思います。

お水を替えたり、手入れが大変だからと、若い頃にはあまり興味はありませんでしたが、男性からもらう花束などは

特別でワクワク嬉しかったですね

今月のアレンジは花束。

アレンジを習い始めて、この課題はこれで2回目。

なんとなくパッパッとまとめて、さ〜〜っと生けて、はい！終了

あまり深く考えないほうがいいようです。

また、前置きが長くなりましたが

最近、お電話でのお問い合わせでは、ご高齢者向けのレッスンや、ご高齢でリハビリが必要とされるご家族の方向けのレッスンをお願いされることが増えました。

この御時世、世の中が便利になるとともに、平均寿命は延びておりますが、それが健康寿命と重なるかと言えば、そうではない現実。

アロマのトリートメントをさせていただく時にも、「こんなに筋力がなかったらさぞかしお疲れだろうな」と思う若い方も、まあまあいらっしゃいます。

それほど、現代は筋力なしに生活出来る楽チンで素晴らしい環境。（私は素晴らしいと思ってないのだけれども

）

ご高齢になられましたら、筋力低下と共に、何かと日常に支障が出たり、危機感を覚えられるのは、一緒に過ごしてらっしゃるご家族です。

私がピラティスと出会った時に、師匠から言われて印象的だったことは、「もしも、家に高齢者の方が居たら、ご本人が出来るのであれば布団の上げ下げはしてあげない方がいいですね。それが親切、どうしてかわかりますか？」

？？？？？どうして？？

それが孝行では？と、思いましたが、師匠の真意は、早い段階からの高齢者の筋力の低下を防いで、健康年齢を伸ばすということだったのです。

つまりは元気なうちには、自力でなんでも出来ることが本当の健康寿命ということですね。

それを目指すために日々レッスンしてる私であります

その一方で、ディサービスセンターの利用者様のボランティアなどで、アロマのハンドトリートメントや、簡単なピラティスレッスンをさせていただくことになり、自分が思っている以上に高齢者の方には無理がさせられない状況だと気がつきました。

知識のブラッシュアップのために、お客様の筋力低下を防ぐためのレッスンや、高齢者向けのリハビリやトレーニングの勉強にも行きましたが、現場とのギャップに驚きます。

あらゆる危険の可能性を回避すると、思っている10分の1くらいのことしか、やって頂けないことが多数あります。

現場に出たらよくわかります。

現実は全くテキスト通りというわけではありませんでした。それほど、現代人の筋力低下は進んでいます。

基礎的な知識は知っているほうが良いので、学ぶことはもちろん大切ですが、それ以外に、実際にご高齢者と関わっている方の話を聞いたり、経験を積んでいる方からのご指導を受ける、ご自宅で介護をされてる方のお話を聞く、など私がピラティスパーソナルトレーナーとしてできることはこのくらいです。

例えばご高齢で、身体の疾患や圧迫骨折があるけれども、寝たきりにならないためにリハビリを必要としている方向けのレッスン依頼がある場合があります。

その時は、医師の診断書とか、同意書とか、レントゲンとか、ご家族の同意書など、あらゆる情報や許可などを取りつけたとしても、それをお受け出来るかは安易にお返事出来ません。

時々、私達インストラクターを医師と同じように思ってくださるお客様がいらっしゃいますが、我々は医師や理学療法士と違い、国家資格を持っておりませんので、知識を深めてはおりますが、自分の領域の範囲内で行うことを心がけなければなりません。

介護の認定によっては、理学療法士のリハビリを保険で受けることも可能です。

その上で、私のレッスンを受けたいとおっしゃる方には、専門家の指示を仰ぎながらとなりますが、やはり過度のトレーニングや、極端な効果をうたったりすることは出来ません。

どちらかと言えば、むしろご家族が私に会いたいと思われる場合もあるかもしれません。

アロマのことを書いていたり、普段のレッスンの様子などから、ブログを読んで下さってご連絡をくださる場合、「いろんなことにお詳しいように思えたので」「日常で出来ることを、自身のためにも教えて頂きたい」と言う理由が多いです

そう、私は、楽しくレッスンしていただくために、時には音楽を流したり、ゲーム感覚で指先を動かしたり、辛いリハビリではなく、ほんの少しだけ頑張るとか、椅子に座ったままとか、無理だと思うだいぶ手前でストレスなくやって頂いてます。

それを、ご高齢者レッスンのモットーとしてます。

もちろん、アロマの力も借りることもあります。

歌ったり笑ったりすることも免疫力を上げると言うデータもありますし、実際に「なんだかスカ〜っとしたわ」と笑顔になられると、こちらも嬉しくなります

お客様のQOL（生活の質）の向上、あくまでもその域を超えない中での、サポートとして、これからも出来ることを考えて行きたいと思っています。

最後までご覧下さりありがとうございます。