久々の投稿です。

というか、1年間、アメブロを開いてませんでした。

これまで訪問していただいた方にはお詫びいたします。

 

アメブロに投稿した自分の過去記事を読み、

過去に観た映画のことを思い出すことができました。

やっぱり、このサービスはありがたいです。

 

本日、表題の「沈黙の艦隊」を観てきたので、

その感想を書かせていただきます。

 

いや、良かったです。

IMAXシアターということもあったのですが、

大迫力でした。

 

「沈黙の艦隊」のアニメは観ていたのですが、

だいぶ前のことで、ストーリーもすっかり忘れて

いました。

 

エンドロールの時も誰も席を立つ人がいなかったのが

印象的でした。

 

「沈黙の艦隊」の原作漫画は1988~1996年に

連載されたそうですが、

だとすると、

冷戦の終了をはさんだ時期にあたりますね。

 

原作を読んでいないのですが、

今回の映画「沈黙の艦隊」のテーマは

力による平和を主張するアメリカに対して

異議を申し立てるということだと

思いました。

原作から30年たつわけですが

今でもタイムリーな映画だと思います。

 

映画を観て家に帰ってから見たニュースによると、

「ロシアがウクライナのハリコフをミサイル攻撃、

 スウェーデンが戦闘機供与表明」

「ハマス戦闘員がイスラエル侵入、40人死亡」

 

このままいけば、世界の破滅は避けられないように

思います。

 

海江田艦長は、

「日本が動かなければ世界の平和はやって来ない」

と言っていました。

 

確かにもしそれができるなら、

世界を破滅から救うこともできるかもしれません。

この映画にはそういう願いがをこめられていた

ように思いました。

144ページ

適応主義論争前史

「適応主義とは、一言でいえば、生物

が持っている形質の由来を自然選択に

訴えて説明するという方法論である。」

 

ダーウィンこそ適応主義の元祖とされて

いると思うのですが、ダーウィンは自然

選択だけでは進化は説明できないと考え

ていたそうです。

 

155ページ

「彼は独自のパンゲネシス説というものを

提起して、用不用に基づき後天的に獲得さ

れた形質が次世代に遺伝し固定されるとい

うラマルク説の考えを裏付けるような実質

的なメカニズムを提供しようとした。

すなわちゲンミュールという微小粒子が

動物の体から放出され、これが体内の異な

る諸器官に、それらが用不用によって後天

的に発達した程度に応じて分配される。

そして生殖細胞形成の時期に、逆にそれら

の器官に蓄積されていたゲンミュールが

放出され、それが血流を介して生殖細胞に

流入する。

かくして次世代の子は、親の後天的な環境

適応に応じて各器官に分配された

ゲンミュールを継承し、それを基にして

新たな諸器官の発達の度合いが決定される。」

 

このパンゲネシス説は現在では信じられて

いないようですが、獲得形質が遺伝するという

主張はよく聞きます。

獲得形質が遺伝するというのであれば、

パンゲネシス説に代わる詳細な説明が必要な

はずです。

 

 

122ページ

「進化生物学は科学的実証性の厳格な基準を

満たさない『二流化学』である」

と言われることもあるそうです。

 

しかし、

「理論の真偽を問うのではなく、観察データ

のもとでどの理論が「より良い説明を与えて

くれるのかを相互比較するーアブダクション」

は可能だということです。