伊藤若冲の魅力 | 友愛診療所 こうもり日記

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京都佐賀芸術大学の教授佐々木正子先生のお話を聞きに行ってきました。
「伊藤若冲の魅力」
今年は琳派400年祭で京都は盛り上がってましたが、来年は伊藤若冲と与謝蕪村の生誕300年ということでいろんな特別展が組まれることでしょう。

伊藤若冲は仏教に帰依して絵画制作を修行のひとつとして打ち込んでいて、「草木国土悉皆成仏」この世のすべて命あるものには仏が宿っているという思想を持ち自然や生物への畏敬の念をもっていたこととか。
石灯籠が描かれた屏風の灯籠に光の加減でぼんやりと火が灯ることとか、それが人間は自然光で見るととらえられるけどNHKのカメラでは全くとらえられなかったお話とか。
相国寺に納めた「動植彩絵」が明治の廃仏棄釈のなか存続の危機にあった相国寺を救ったお話とか。
とても面白くてわかりやすくお話してくださったので楽しめました
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