この1年、大きな苦難に直面し、これまでの自信が何度も揺らぎそうになりました。そのたび人生の原点に立ち返って、自分や自社を見つめ直し、今の幾多の課題を正面から捉えて考え行動し、試行錯誤しつつも再構築の途上です。
いつも忘れてならぬのは「経営の目的」です。・・・それは、“社是”に言う「豊郷幸人」・・・故郷に貢献し、社員とその家族を中心に関わる人すべてを幸せにする、ことです。社員の幸福とは、“基本理念”に言う、物(待遇面)心(働き甲斐、働きやすさ)両面を豊かにする、ことです。
倫理経営基礎講座のテキストに「経営の眼目」と言う言葉が出てきました。“大眼目”は「地球の安泰」、“中眼目”は「社会貢献」「国家の幸福繁栄」、“基本眼目”は「お客様・人のため」と言うものです。
そして3種類の「眼目」のうち、最優先すべきは“大眼目”であり、基本眼目や中眼目には叶っている事業でも、、大眼目から見ると有害になる事業は、慎むべきである。・・・この点をしっかりと押さえて、自社の事業を分析してみたい。
“大眼目”の「地球の安泰」は「環境にやさしい」システムの構築である。まさしく自社の「レントオール」事業、「ヘルスレント」事業とも、「レンタル」事業であり、それは時代の最先端を行く誇り高い事業であることを再認識しなければならない。特に「ベビー用品」の最近の伸長は、「レンタル時代」の到来を感じさせる。この「ベビー用品レンタル」を通し、21世紀の「レンタル文化の創造」をぜひ私たちの手で実現したい。
その上で、「イベント事業」も「介護用品事業」も、“中眼目”の「社会貢献」「国家の幸福繁栄」に寄与するものである。現在の県人口が減少する中「イベント事業」は、イベントによって他国・他県からの「交流人口」の増加で、県経済の活性化を促進する。かたや、「介護用品事業」は、団塊の世代が高齢者の仲間入りし「高齢化社会」の突入し、来るべき2025年(団塊世代が75歳の介護年齢を迎える)に向けた大きな社会的テーマに、「福祉用具」と言う切り口だけでなく、必要とされるものに積極的に応えて行きたい。
“基本眼目”は、弊社のみならず、すべての事業の大前提である。「お客様のため、人のため」になることとは、言葉を変えれば、以前語ったこともある「農耕型経営」の実践につながる。「農耕型経営」とは、1つ「個客対応」、客の特性を解析し「ファン化」すること。2つ「困りごとを解消すること」、「お客様の “不”の解消」から新しい事業が芽生えます。3つ「生涯顧客」、既存顧客と一生涯お付き合いをすることです。
引き続き厳しい舵取りを迫られるが、最近新たな「苦難観」を発見しました。「苦難を喜んで受けとめる」「苦難そのまま“がよい”」と言う「苦難観」です。・・・「にっこり笑って、エイと一声・・・・その奥には光明・歓喜の世界がまっている。」(倫理研究所・万人幸福の栞2条「苦難福門」より)