カリスマ経営者を代表する「ファースト・リテイリング」(ユニクロ)の創業者「柳井正」氏の最近の著書「経営者になるためのノート」を読んで、柳井氏に対する“ワンマン経営者”のイメージが吹っ飛んだ。「松下幸之助」氏や「稲盛和夫」氏にも共通する、「利他の心」や「社会貢献」を経営の根幹とする価値観を持ちながら、その先哲たちにに負けない強靭な信念で、今もまさに新しい道を創造し続けるバリバリの現役経営者である、と認識を改めた。
その著書の中で、リーダーが最も大切にしなければならないのが「信頼」であり、その信頼を得るための基本が「言行一致」と「首尾一貫」である、と強調されています。
これはリーダーならずともすべての人に言えることではないかと思う。振り返ってみると「信頼される人」はまさに「言行一致」の人であり、常に「首尾一貫」その信念がぶれない人である。
最近、常務から厳しい指摘を受けた。「社長が年初に言った“誰よりも早く出社し、誰よりも遅く帰る”は、それから1週間もしないうちに守られなくなってしまった。」・・・私は安易に言ったことを忘れてしまい、現在に至っている。まさに「言行不一致」であり、信頼を得れるはずがない。言葉が軽すぎる。まずできそうもないことは絶対に言わないことであり、言ったその時から約束は必ず守る覚悟が必要である。これではリーダーとして失格だ。
また私は「人に信頼を得る」ためだけでなく、今は何よりも「自分に対する信頼(自信)」を取り戻すためにも、「言行一致」と「首尾一貫」を自分に課していくことが大切だと思う。
今年9月決意した。①約束を守る、②後始末(慎終)、③即行即止、の3つだ。一つ取っても難しいことばかりで、すべて100%達成とは行かないだろうが、気づいたことから一つずつ実践して行きたい。
①約束を守る・・・約束の優先順位を決める。安請け合いせず、はっきりと断る。自分との約束(計画・決意)でも守る覚悟を決める。特に約束時間の厳守。②後始末(慎終)・・・ものに感謝して後始末する。整理整頓で不要な物は捨てる。③気が付いたらすぐする、すぐやめる。
ここで大事なことは「自分との約束」は、達成すれば「小さな自信」となり、その積み重ねが「揺るぎなき自信」につながるものだ。
これまでの「根拠のない自信家」だった私の自信は、この2年余の苦難で打ち砕かれてしまったが、「これで良かった」と喜んで明るく受け止めたい。これからは3つの決意を念頭に、目の前の課題に一つずつ取り組み、成果を積み重ね“真の揺るぎなき自信”を身につけて行きたい。