克己・・・煩悩にまみれそうになる自分自身に打ち克つ
煩悩・・・創造主が人間に本能として与えたもので、人間が肉体を維持するためには必要不可欠なもの
三毒・・・仏教では欲望、怒り、愚痴を三毒と言い、煩悩の中でも最も強いものを言う。放っておけば三毒がわきあがってくる
西郷南洲のことを書いた稲盛和夫氏(京セラ創業者)の著書「人生の王道」の第3章「利他」で述べている。・・・人は己に克つを以て成り、自ら愛するを以て敗れる
煩悩・欲望にまみれた自分自身に葛藤し、自分自身に打ち克つことが出来るかどうかで、物事が成就するかどうかが決まる。
その処方箋として「利他」・・・欲を離れること、誠を貫き、人に尽くすこと・・・が人生の哲学である。
昔から、何度も稲盛和夫氏の著書を読んで分かっていたつもりが、まだ腹に落ちていなかった。今の苦難の中で、私に何が足らなかったかを考えながら、氏の著書を読み返す中で、はっきりと浮かび上がった言葉が「克己利他」である。
昨日、入社まもないK氏からの相談(提案)を聞いたが、彼女の言葉はまさしくその精神であった。詳しくはここでは省くとして、自分が大変なのに「こうした方が会社が良くなるのではないか」と、まさに「利他」の精神で相談(提案)してくれた。本当に感謝である。
社員がそういう気持ちであるのに、自分のことでで汲々としている私は、大いに反省すべきである。またこの苦難を通し、神が私に教えてくれた言葉が「克己利他」だったのかも知れない。
これからの経営にあたって私の判断基準として、また社員を指導する考え方として「克己利他」を自分の言葉で落し込んで語って行かねばならない。