今日は起きたらなんと10時過ぎ。こんなことではイカン!!通常は6時起床なのだ。子供の学校がないとはいえ、東京からロサンゼルスに帰国後すでに4日。時差ぼけの言い訳もできない。本日中に、今週、今月の仕事計画を立て直し、時間配分をすべし。

 

ところで、最近のアメリカのテレビのニュースは警察の黒人に対する過剰な暴力に反対するBlack Lifes Matterのデモニュース、黒人の”スナイパー”がデモを監督していた警官5人を殺害し、最後はロボットの運んできた爆発物によって殺されたことなどで埋め尽くされている。ヒラリーやトランプの選挙関連ニュースもすっかり脇に追いやられた形だ。

 

ロサンゼルスに住んでいると、黒人の人々が差別されているという実感は全くない。ただ、確かに高級住宅地には黒人、ヒスパニック系はとても少ない。ミドルクラスの住むうちの近所(ダウンタウン東北部)では、ヒスパニック系も多いが、黒人も普通に住んでいる。我が家の隣もそういえば黒人一家だ。子供が通っている学校があるのはLa Canadaという公立学校の成績が非常にいい高級住宅地(住宅価格1.2ミリオンドル超などが一般的)だが、そこにはほとんど黒人も、ヒスパニック系の人も住んでいない。

 

ロサンゼルスのごく普通のアメリカ人には、高級住宅地La Canadaに住んでいる人ですら、今時人種差別感情はもはやないと思う。わが娘Sが連れてくる男友達も黒人だったり、白人だったり、アルメニア人だったりいろいろ。夫も私も彼らの人種は全然気にならない。それよりも彼らの学校の成績や車の運転がうまいかどうかの方がずっと気になる。

 

自分の身の回りに目立った差別が見当たらないから、Black Life Mattersのようなデモ行進が全国で勃発すると驚いてしまう。やはりカリフォルニア以外、いやカリフォルニア内でも他の地区ではまだまだ人種差別は大問題なのだと思い知らされる。そして現在では、人種差別が経済格差問題と絡んでしまっている。

 

私のようにラッキーなことにも中流の暮らしをしている者が、「人種差別はいけない」などと言うのはたやすい。アメリカには次々に世界からお金持ちや才能のある人が流入する。簡単でしかもある程度のお金がもらえる仕事は海外に流出して、もうほとんど残っていない。あるのは長年の教育や才能が必要な難しい仕事ばかり。そんな経済の流れに取り残された人々や地区は、ストレスや絶望にさらされている。そんな中で「私は自分以外のグループに属する人も決して憎まない」と言うのは、大変なことだと思うのだ。

 

ただ、このような軋轢はあるものの、アメリカほど多人種が仲良く暮らしている国はない。この国には悪いところもたくさんあるが、人間を月に送ったことと、多人種が協力して一つの国を作れることを人類に対して証明したことは、この国の成し遂げた最大の偉業だ。だからこそ世界の富と才能がここに集まるのであり、それがこの国の最大の財産だと思う。その偉業に、広がる経済格差が傷をつけないかがとても気になる。だからニュースもこの問題を大きく取り上げるのだろう。

 

私事だが、昨夜はコンセプトデザイナー志望の息子Jと夜中までスタジオジブリのSpritted away(すいません、邦題が分かりません。もののけ姫?)とMaking of Spirited Awayを観てしまった。(それが寝坊の原因) 深夜2時でもまだ仕事中の社員がたくさんいるスタジオジブリ内の映像を見せ、「Do you still want to do this job?」と聞いたら、うーむとうなっていた。たぶん、分業化が徹底しているDisneyやPixerでは、こんなことはないんだろうけどね。