左打者のルーキーといえば・・・
ジャイアンツ・秋広優人選手の評判が止まりませんね。
久しぶりにジャイアンツに現れた大型ルーキーではないでしょうか。
身長2mという大きさはもちろんですが、バットで見せる並外れたスケールの大きさは、想像もつかない選手になる可能性を秘めていますね。
ホントに将来が楽しみな選手です!
同じ左打者のルーキーでは、タイガースのドラ1・佐藤輝明選手の評価も高いですね。
オープン戦でもここまで本塁打3本と結果を出しており、近大時代には関西学生リーグ新記録となる通算14本塁打をマークした左打ちの長距離砲。
ジャイアンツとしては脅威の選手となりそうです。
新人の本塁打記録は、以前のブログでも紹介しましたが・・・
新人で20本塁打以上は、2003年の村田(横浜=25本)まで16人います。
最多は1955年の桑田(大洋)と86年の清原(西武)の31本だが、
20本以上打った16人のうち何と15人が右打者。
左打者は1リーグ時代まで遡り、46年に20本の大下弘(セネタース)しかいないとは驚きました。
やはり新人の左打者にとって、プロの左投手を打ち崩すのは難しいということです。
外角の変化球に苦しむシーンはよく見られますからね。
あのノムさんこと野村克也氏が、頭角を現す打者の特徴は「変化球を打てるかどうか」とよく言っていました。
右打ちの清原と村田は左右両投手から2桁本塁打を記録したけど、
左投手から10本以上打った新人の左打者は過去にいないのです。
98年の高橋由伸(巨人)は右投手から14本も、左投手から5本だけ(計19本)。
55年の榎本(毎日)は左打者から1本(計16本)、84年の小早川(広島)は左投手から本塁打を打てずに(計16本)、20本の大台に届きませんでした。
この佐藤輝選手は左投手を攻略し、左打ちの新人では2リーグ制後初の20本塁打を記録できるか、
敵チームながら興味が湧きます。
【参考】
■新人の左打者の本塁打上位
・1946年 大下 弘(セネタース) 20本(右14:左6)
・1998年 高橋 由伸(巨人) 19本(右14:左5)
・1955年 榎本 喜八(毎日) 16本(右15:左1)
・1984年 小早川毅彦(広島) 16本(右16:左0)
・1999年 福留 孝介(中日) 16本(右13:左3)