自殺報道のあり方について
先ほど原稿を書きながら、BGMにテレビをつけていたのですが、自殺報道において遺書を公開するシーンがいまだにあり大変びっくりしました。
世界保健機関(WHO)は2000年、自殺報道に関する勧告を出しています。避けるべきこととして、センセーショナルに報道しないこと、自殺の写真や遺書を公表しないこと、方法を詳細に報道しないことなどをはっきりと挙げています。日本でも、自殺したアイドル歌手の報道を受けた後追い自殺、硫化水素の使用など自殺報道の影響は繰り返し指摘されてきました。
自殺は社会構造的な問題だという理解が、報道関係者に乏しいと思います。毎年3万人以上が死に追い込まれている社会的な問題で、その対策においてメディアが担うべき責務を自覚することが重要なのではないでしょうか?しかし、注目されるようにニュースを扱う商業ベースの感覚の中で、自殺予防は全く考慮されていないように感じます。
熱心な取材が過剰な自殺報道を引き起こし、それが自殺の増加を招くといった悪循環を避けるためにもメディア各社がガイドラインを策定して、それに基づいた報道をすべきなのですが、10年以上前に勧告された内容をわが国のマスコミが全く是正使用しない事を大変情けなくおもいます。
縁もゆかりもない芸能人が付き合ったり、離婚したりをトップニュースで報道するより先に、しなくてはならない事があるのではないかなーと思います。
当院では、うつやパニック障害の方はお笑い番組や、落語など笑える番組を好んで見る様にお話させて頂いています。
何年か前にもニュースになりしたが笑いは抗がん遺伝子P53を活性化させますし、笑いは副交感神経を刺激して血糖値を下げます
辛いニュースを見てわさ気持ちを落ちこませることはないと思います。

