新年のご挨拶  院長 冨田祥史より 医療従事者向け | YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ

新年のご挨拶  院長 冨田祥史より 医療従事者向け

皆さま

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
康祐堂鍼灸院 院長の冨田祥史です。旧年中は、臨床・教育・研究の各現場で多くのご縁とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

医療を取り巻く環境は、患者さんの高齢化、併存疾患の増加、情報過多による不安の増大などにより、年々複雑化しています。だからこそ私たちには、手技や経験だけではなく、説明責任・安全性・再現性を備えた医療を、より高い水準で提供することが求められていると感じています。

私は脳梗塞後遺症をはじめとする脳神経疾患、パーキンソン病、自己免疫疾患を中心に、山元式新頭鍼療法(YNSA)を軸とした統合的アプローチを国内外で発信してまいりました。近年は、うつ症状への支援、さらに育毛鍼灸の領域でも講演の機会をいただいております。しかし、どの領域でも一貫して大切にしているのは、「広げること」そのものではなく、適応と限界を明確にし、安全に運用できる形で共有することです。

統合医療は、ともすれば“何でもあり”になりやすい。だからこそ私たちは、手段が何であれ、患者さんの利益を中心に据え、評価できる形で積み上げる必要があります。今年は特に、次の三点を重点に取り組みます。

第一に、標準化です。評価指標、カルテ記載、説明文書を整備し、現場のばらつきを減らします。
第二に、検証です。症例の蓄積と共有、学術的な枠組みでの検討を継続し、「何が、誰に、どの程度、どの条件で有効なのか」を言語化します。
第三に、多職種連携です。医師・歯科医師・鍼灸師が互いの専門性を尊重し、役割分担を明確にしながら、患者さんにとって最も安全で実益のある形を作っていきます。

針は細いのに、責任は太い――そんな冗談を言いたくなる一年の始まりですが(笑)、だからこそ冷静に、論理的に、そして温かく。現場でできる改善を一つずつ積み上げていきたいと思います。

本年も皆さまのご健勝とご発展、そして臨床の現場に小さくても確かな前進が重なる一年となりますことを心より祈念申し上げます。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

2026年 
康祐堂鍼灸院 院長 冨田 祥史