東洋医学に科学がおいついてきた | YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ

東洋医学に科学がおいついてきた

 

こんにちは。スタッフの仲野です!

 

ジメジメした梅雨の季節がやってきていますねあせる

体調もどこかスッキリしない季節ですが、体調いかがでしょうか。

 

以前、大永先生がお知らせしていました、

NHKスペシャル「東洋医学を“科学”する~鍼灸(しんきゅう)・漢方薬の新たな世界~」は、

ご覧になられましたでしょうか??

 

東洋医学の進歩をみなさんに知ってもらいたいので、こちらのブログにまとめてみました!

少し難しい内容もあるかもしれないですが、わからないことや気になることは、お気軽にスタッフにお声掛けくださいね立ち上がる星

 

 

    

2024年5月19日(日)放送のNHKスペシャル

「東洋医学を〈科学〉する 〜鍼灸・漢方薬の新たな世界〜」と題して、「東洋医学」の最前線が紹介されました。

 

鍼灸・漢方薬がなぜ治療効果を生み出しているのか、

近年、そのメカニズムが次々と科学的に、解明され始めています。

 

例えばツボへの刺激は、体内の神経ネットワークを介して、

全身の免疫機能に働きかけ、病気のもととなる炎症反応を抑えることが判明しており、重度の肺炎患者への呼吸支援や救急医療における痛みの軽減等、様々な医療現場で鍼治療の効果が利用されています。

その効果は各国で注目されており世界の鍼灸に関する論文数はこの20年で6倍以上に増加しています。

 

メキシコの免疫学者は”足三里”へのお灸が脳を刺激し、

迷走神経を経由した指令により副腎からドーパミンが放出され、炎症物質の放出が止まり、免疫機能が回復し全身の炎症反応がストップするメカニズムを突き止め「鍼灸もはや東洋の神秘ではなく科学的根拠のある治療法」としているそうです。

 

アメリカのハーバード大学では、鍼灸による慢性痛改善メカニズムの研究がおこなわれています。

鍼治療により、痛みを抑える中心的な役割を持つ脳内のPAGと呼ばれる部位を中心に機能改善を確認されており、

慢性的な痛みを抱える患者は鍼治療を選択肢に加えるべきとしています。

米軍でも耳ツボへの鍼治療が正式に採用され、

災害時の医療支援にも使わており、多くの被災者を救っています。

更に、慢性腰痛への鍼治療は公的医療保険の対象で、

鍼治療はアメリカの医療システムの一翼を担っています。

 

イギリスでは、うつ病治療に鍼治療が使われています。

腕のツボ”内関”や手のツボ”合谷”、頭のツボ ”百会”等を刺激する事で低下した脳の働きが改善される研究結果が臨床試験でも確認されているそうです。

 

番組では漢方薬の最前線についても紹介していました。

名古屋大学医学部の横山博士によると内科に限らず、

外科の世界でも漢方が使われるケースが増えてきており、黄疸が原因となる胆管がん治療でも、

茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)が使われるそうです。

近年、体内の腸内細菌が漢方薬の効果を引き出している事も分かってきており、腸内細菌を介して免疫調節作用が生まれたり、その他、疲労改善作用や抗炎症作用等、漢方の効果の詳細が次々と明らかになっています。

 

更に番組では、東洋医学は全身の体調を整えることに主眼が置かれ、深刻な病気になる前「未病」のときに取り入れる事で、健康維持に繋がることを説明していました。

 

この様に、鍼灸治療や漢方薬を含む、東洋医学の科学的解明が進んでいます。

横山博士は「科学の進歩が伝統的な医学の英知にようやく追いついてきた」としています。

鍼灸治療で人携わる者として、西洋医学と東洋医学の融合で健康長寿社会の実現に貢献していければと思っています。

 

ご関心のある方は、有料になりますが、、

↓NHKアーカイブス等でご覧ください↓

<NHKアーカイブス>

 

 

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