リウマチ4 ターゲットにされた滑膜 | YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ

リウマチ4 ターゲットにされた滑膜

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。

前回は「免疫が関節を破壊するリウマチ」というテーマでお話をしました。

今回は「ターゲットにされた滑膜」というテーマでお話していきます。

 

さて、滑膜には、関節の老廃物を排除する免疫があります。免疫は、通常は異物を攻撃して認識し、抗体をつくり、細胞や組織がダメージを受けないように守っています。

 

ところが、リウマチでは、まちがった命令書によって免疫が滑膜そのものを攻撃するように仕向けるのです。

免疫は、命令書に従って攻撃態勢を整えます。まちがっていても、その命令書が出され続けるかぎり、攻撃の手はゆるめられないのです。

 

もともと免疫は、からだに不要なものや悪影響を及ぼすものを排除する上で、欠かせないものでしょう。免疫機能がなければ、細菌やウイルスなどの病気に冒されてしまいます。

 

しかし、その矛先を自らの組織や細胞に向けてしまうのが、リウマチという病気の特徴なのです。

免疫機能の攻撃された滑膜は、腫れ上がるだけでなく関節液が増え、その結果、関節の骨のカルシウムが溶けて失われていきます。

 

さらに、滑膜の細胞も異常な働きをするようになり、軟骨を破壊していくのです。進行すると関節は変形し、やがて軟骨を失った骨同士がくっついて、関節の機能が失われて動かせない状態になってしまいます。

関節は、からだの至る所に存在します。指にも、指先から第一関節、第二関節があり、指の根元にも関節があります。

 

リウマチの症状が進行すると、たとえば、親指の第二関節が外側に反って変形する「Z型変形」、親指以外の指の付け根の関節が変形して小指のほうに傾く、「尺側偏位(しゃくそくへんい)」、中指の第一関節が内側に変形し、第二関節が外側に変形することで、白鳥の首のように見える「スワンネック変形」など、指の関節だけでもリウマチは様々な変形に結びつくのです。

 

指だけではなく、手首、肘、肩、足の指、足首、股関節、アゴの関節など、リウマチはからだの「関節」で症状を引き起こします。そのため、モノをうまくつかめない、歩くことができないなどの症状が進行すると、立ち上がれないほど重症になってしまうのです。

また、皮膚や心臓、血管、肺など、関節以外の組織にも炎症は広がっていきます。こうなると、日常生活に支障が生じるだけでなく、命にも関わるのです、

 

今回はここまでです。次回は「やっかいな暴走する免疫機能」というテーマでお話していきます。

 

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院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会  評議員)
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