うつ病8 現代型のうつ病の治療について | YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ

うつ病8 現代型のうつ病の治療について

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。

前回はうつ病の話の中でも「現代型のうつ病」というテーマで現代型のうつ病に関する全般的なお話をしました。今回は「現代型のうつ病の治療について」というテーマでお話します。

 

さて、現代型のうつ病に対しては、体系的な治療法の研究は行われていません。それぞれの医療現場で、医師の経験に基づいた治療が行われていると考えられます。

基本的には、抗うつ薬は効きにくいといわれています。薬物療法だけで改善させようとせず、薬は補助的な治療と考えたほうがよいでしょう。

 

ただ、最近は、「双極性障害」の治療で使われる薬が効果的な場合があるといわれてきています。

双極性障害とは、うつ病と同様に抑うつ気分が現れますが、それだけでなく、活気があり過ぎる「躁(そう)状態」も現れるのが特徴です。かつては「躁うつ病」と呼ばれていましたが、うつ病とは病気の成り立ちも治療法も、全く異なっています。ただ、うつ病の患者さんの中には、過去の経過を詳しく尋ねると、軽い躁状態を経験している人がいます。そして、このような人には、双極性障害の薬が効くことがあるのです。

 

現代型のうつ病には、このようなタイプが多いといわれています。過去に躁状態を経験しているような場合には、双極性障害の薬の使用も検討されます。これについては医師とよく相談してください。

 

現代型のうつ病は、先程も述べましたが基本的に薬が効きにくく、ストレスなどの心理的要因で、性格的な要因が関係していることが多い病気です。したがって精神療法が重要になってきます。中でも、最近注目されているのが「認知行動療法」です。

 

認知行動療法は、ものの見方を変えることで、気分を変えられることを学び、それを症状の改善につなげる治療法です。

まず、現実にあった「状況」をノートに記します。そのときどのような「気分」になり、どのような理由からそうなったのか自分の「考え」を記入していきます。

次に、それ以外の考えを探り、記入していきます。そして、もしそうだった場合に、どのような気分になるかを記入します。

 

このような作業を行なうと、同じ状況であっても、考え方を変えることで、気分が変わるということがわかってきます。この方法を学び、繰り返しトレーニングをすることによって、うつ病の症状が改善していきます。これが認知行動療法で、基本的には、医師の指導の下で行われる治療法です。

 

さて、現代型のうつ病に対して、日常生活で心がけることや、周囲の人ができることについて最後にお話します。

うつ病に対する日常生活のアドバイスでは、休養を勧めるのが一般的です。しかし、現代型のうつ病では、何もせずに休んでいることが、必ずしもよいとは限りません。まずは起床時間を決め、食事も規則正しくとるなど、生活のリズムを保ちましょう。なるべく外に出て人に会うことも勧められます。

 

また、患者さんが前向きな行動をとろうとしている場合には、それを止めるのではなく、背中を押してあげるような対応をとることが必要です。

一時的に気分がよくなるため、うつ病とは思えないこともありますが、従来のうつ病とは異なる症状によって患者さんたちが苦しんでいるのは事実です。周囲の人はそのことを冷静に受け止め、患者さんを見守ってあげることが大切です。

 

うつ病についてのお話ですが、今回で一区切りとさせていただきます。

今までお読みくださりありがとうございました。

 

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院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会  評議員)
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