うつ病6 高齢者のうつ病治療
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。
前回はうつ病の話の中でも「高齢者のうつ病ー注意が必要なこと」というテーマでお話しました。今回は「高齢者のうつ病治療」というテーマでお話します。
さて、高齢者のうつ病も、治療の中心となるのは薬物療法と精神療法です。
◎薬物療法のポイント
高齢者は副作用が出やすいので、薬は少量から使い始め、時間をかけて適量まで増やしていきます。また、ほかの薬との飲み合わせにも配慮が必要になります。高齢者はほかの病気の薬を服用していることが多いためです。どのような薬を使用しているか、必ず医師に伝えるようにしています。
◎精神療法のポイント
高齢の患者さんは「自分はもうだめだ」という意識が強い傾向があります。社会で活躍していたころの自分や、元気な高齢者と比較したりして、みじめな気分になってしまうのです。精神療法では、他人と比較しないことを勧めます。いろいろなことができなくなったとしても「それでも自分は生きている」と開き直った心境になることが大切です。
また、高齢者が、うつ病を予防したり、症状を軽減したりするために、自分自身でできることがあります。勧められるのは趣味をもったり、家庭や地域で役割をもったりすることです。スポーツをしたり、外に出て人間関係を広げるのがよいなどとよくいわれます。デイケアなどに行くことも勧められます。
これらのことが出来る人はよいですが、中には難しい人もいます。そのため、自分の好みに合わせることが大切です。趣味は室内で1人で行なうものでもよく、パソコンが得意な人はインターネットの交流サイトで人間関係を広げるのもよいでしょう。自分に合った方法で生活の中で楽しみを見つけたり、人と関わりをもつようにすればよいのです。
周囲の人はじっくり話を聞くことが基本です。高齢者は、気持ちがつらくなっているときでも、自分から積極的に相談しないことがよくあります。そこで話を聞く機会をつくることが大切です。
また、日常生活でちょっとした手助けをすることも勧められます。助けてもらえてうれしいという気持ちが、うつ病の予防や改善に役立つからです。
今回はここまでです。次回は「現代型のうつ病」というテーマでお話していきます。
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院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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